17. ヤバイ ＜J side＞ ページ17
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ...
なんだってこんなに
ドキドキしてんだ、俺？！///
すぐに教室戻るのもなんだったし、
ゆっくりセンセと話してみたいなと
思ったのはホントのところで。
話してるとすごく楽しくて、
センセも楽しそうだったから。
俺や嵐にちょっとは
興味もってくれたのかな？
なんて思って聞いてみたら
「興味なし」の一言。
そりゃないよ、センセ...
少し、いや、かなりへこんだら
前から気になってたことつい口に出してた。
「俺も名前で呼んでよ」って。
...つくづくガキみてえ★
センセにも茶化されて
俺、超格好悪い(＞＜)
でもちっちゃなことだけど、
俺には大きなことで。
まだ「くん」は取れないけど
確実に近づいたセンセとの距離。
センセが俺の名前呼ぶ声が
優しく頭の中で響く。
センセといると、哲平やさやかと
居るときと似た感覚におちいる。
でも決してそれは同じじゃなくて。
もっと俺や嵐のこと知ってほしい。
俺ももっとセンセのこと知りたくなってる、
近づきたくなってるんだ。それは...
そこまで考えたとき、強い風が入り、
センセの机の上の書類が飛んだ。
部屋に舞う紙を見ていたら
桜の日のこと思い出していた。
センセと初めて出会った日。
「桜吹雪みたいね」
え...今、同じこと考えてたんだ...
そういえばあの時泣いてたセンセ。
...どうして？
返ってきた答え、嘘だろ？
また似たこと感じてる。
びっくりで、でも妙にうれしくて、
気がついたら口に出していた、
「同じこと感じてたんだ」って。
センセはどう思った？
センセの表情見ようと、
最後の一枚を拾おうとしつつ
顔を上げたそのときだった。
偶然手と手が重なる。
一瞬ビクンとしたセンセ、
でも動かない。
...動けない？
....いや、動けないのは。
俺の方だった。
目と目が合う。
すごく大きいわけじゃないけど
黒目がちで印象的な瞳。
吸い込まれそうで目が離せない。
次の瞬間、うつむいてしまったセンセ。
響いているのはセンセの鼓動？
それとも...俺の？
わからない。わかならいけど、
ただわかるのはどんなの
どうだっていいんだってこと。
永遠に続くかのような、
続いてほしいような一瞬。
先に手を離したのは俺だった。
始業を知らせるチャイムの音。
我に返り、精一杯スマイル作る。
グッと引き寄せたい衝動を抑えて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かこ(プロフ) - 夏さん» ありがとうございます。変換ミスですね。直しました(^_^;) (2014年7月18日 23時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 2の、 便りになる存在→頼りに じゃないですか？ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 99a29e3e26 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» きゃんっ♪早速のコメありがとうですー。どっぷりヒロイン気分満喫してくださいね（^^)お仕事お疲れ様ですっ。 (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
えこ(プロフ) - かこさん、楽しみにしてますよ〜。今丁度休憩中でした。ポプコンもキュンキュンですよね！すっかり主人公気分な私です、ハイ。o(^▽^)o (2014年7月8日 15時) (レス) id: 61d13ac018 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» そうなんですよ、一番衝撃的だった体験かも。今ならどんと構えられるけど当時はうら若き乙女（笑）正直怖かったです。日々更新がんばりますね。ポプコンも下書きかなりたまってるのですがなかなか打ち込めなくて★今週中には必ず！ (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かこ
| 作成日時：2014年7月5日 19時
