15. 名前 ページ15
「松本...くん？」
「....潤でいいよ。」
「え？！」
「哲平やさやかみたいに...
俺のことも名前で呼んで。」
「....うん。わかった...よ、
潤くん....」
「じゅ、んっ！！！！」
「.....プッ(笑)」
あまりに真剣な瞳で訴えてくるから
思わずふき出してしまった。
「何だよっ！」
「かわいいとこあるじゃん。
じゅ・ん・くん♪」
「う★うるせーっ！潤、って言えよ！」
「なんでそう上から目線かな〜生徒のくせに」
「そっちこそセンセーのくせに
生徒からかってんじゃねーよ 」
にらみ合い、そしてどちらからともなく
一緒にふきだしてしまった。
「あはははは」
「ふふふ」
その時強い風がビューッと
窓から入ってきて、
私の机の上に積んであった
書類の束を吹き飛ばしてしまった。
「わ！」
「きゃっ！」
まるで書類の紙ふぶき★
部屋中、辺り一面に散らかってしまった。
「やられた〜」
「センセ、机の上汚すぎっ！
Ｂ型だろ？」
「...悔しいけど当たり...
そういうってことは潤くんはＡ？」
「さあ、どーだろ？
ったくもう...(苦笑)」
ぶちぶち文句言いながらも
書類を拾い始めてくれた潤くん。
優しいんだな。
ふと初めて会ったときのことを思い出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かこ(プロフ) - 夏さん» ありがとうございます。変換ミスですね。直しました(^_^;) (2014年7月18日 23時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 2の、 便りになる存在→頼りに じゃないですか？ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 99a29e3e26 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» きゃんっ♪早速のコメありがとうですー。どっぷりヒロイン気分満喫してくださいね（^^)お仕事お疲れ様ですっ。 (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
えこ(プロフ) - かこさん、楽しみにしてますよ〜。今丁度休憩中でした。ポプコンもキュンキュンですよね！すっかり主人公気分な私です、ハイ。o(^▽^)o (2014年7月8日 15時) (レス) id: 61d13ac018 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» そうなんですよ、一番衝撃的だった体験かも。今ならどんと構えられるけど当時はうら若き乙女（笑）正直怖かったです。日々更新がんばりますね。ポプコンも下書きかなりたまってるのですがなかなか打ち込めなくて★今週中には必ず！ (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かこ
| 作成日時：2014年7月5日 19時
