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4. 猛省 ＜H side＞ ページ4
「じゃ、原島さん、
後よろしく。」
「Aちゃん、
戸締り忘れないでね」
「ハイッ！お疲れ様でしたっ」
そういって内さんと涼子先輩が
帰ったのが１８時。
あれからもう２時間も
経ってたんだ...
少し休憩しようと準備室から
プラネタリウム室へと移動する。
....やっぱりここは落ち着くな。
誰もいないドームの中。
目の前に広がる全２５６席。
そのひとつに腰掛けた。
...今日もやってしまった。
月一回の、小学生向けの
「星の教室」。
この道２０年の
ベテラン・内さんの語りが
最高潮に盛り上がったとき、
まさかのスライド順番間違え。
あわててコード引っ張ってしまい、
上映自体一時中断の顛末....
３年先輩の涼子さんでさえ
やったことのない失敗。
「おちついてやれば
絶対大丈夫だから。ね。」
そう優しく涼子先輩は
なぐさめてくれたけど。
仕事には厳しい
内さんからは大目玉。
...当たり前だよね...
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年1月18日 18時
