18. 星と彼女 ページ18
ガードレールでの夜以来、
時間を見つけては科学館に
通うようになったオレ。
単純に、星の世界を知るたび
すげぇって面白くなって、
もっと知りたくなったのもあったし。
何よりもAちゃんと
一緒にいると楽しくて。
なんだか心がなごんで。
元気もらえて。
ドラマの疲れもどっかへ
いっちゃって。
芸能人以外の友達って
なかなかできないから
余計にそう感じるのかな。
すぐに ”相葉くん””Aちゃん”
呼び合うようになってた。
たくさん、たくさん
いろんな話をした。
少しずつ彼女についても
いろんなことわかってきた。
Aちゃんは１つ年上の２８歳。
北海道の東の方
(道東って言うんだっけ？)出身で、
３年前東京へ。今の仕事には
１年前からついたとのこと。
ペールグリーンの車は
彼女ので
(みどり色、好きなんだって♪)。
野球観戦とネコとパスタと
紅茶が好きで、
オレとおんなじやっぱり
すっぱい梅干がダメで。
あ、北海道出身のくせに
ウニや貝類苦手らしい
(なんだ、それ〜笑)
...彼氏はしばらくいないみたい...
割とすぐにオレの正体
バレちゃったけど、
彼女はまったく変わらなくて。
出会った時と同じスタンスで
いてくれるから
オレはすげぇ嬉しかった。
彼女の前では
”嵐の相葉雅紀”じゃなくてよくて。
”ただの２７歳・相葉雅紀”で
いられる気がして。
それからのオレといったら、
もうおかしなくらい星一色の毎日。
Aちゃんの教え方がうまいのかな。
どんどん夢中になっていった。
星の図鑑とか買ってみたり。
ロケ中、ちょっとした空き時間に
夜空見上げて星座探したり。
...Aちゃんに会えない日は
特に何回も見上げていた気がする。
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年1月18日 18時
