44. 涙の跡 ＜J side＞ ページ44
電気、電気...
ここだろ？正解っ♪
同じ間取りだと(逆だけど)
こういう時便利だな(苦笑)。
とりあえず。
リビングのソファに
Aを座らせて。
コップ１杯水を飲ませる。
「ん....」
ゴクゴクと音を立てて
おいしそうに飲み干すA。
飲んだらまた。
気持ち良さそうに
を閉じてしまう。
側にあったブランケットを
かけようとしかけるも。
うわっ、タバコくせっ★
よほど囲まれて飲んでたな。
おまけに化粧もそのまんまだ...
...あーーっ、もうっ★
ホント手のかかる女っ(怒)
ブランケットを置いて。
洗面所へと向かい。
鏡の前に並んでいる化粧品の中から。
メイク落としとコットンを手にして
またリビングへと戻る。
ちょうどふきとり用があって
助かった。
「Aっ、ちょっと
ここ座って。ここっ」
「ん....うん...」
ズズッとソファからずり降りて。
ソファーにもたれかかる状態で
なんとか座ったA。
その前に向かい合うように
俺も座り。
手にしたコットンに
メイク落としをひたして。
ていねいに。まずは
マスカラから取り掛かる。
俺、こんなこと
やったことねぇぞ(＞＜)
マスカラつける方はこないだ
ＣＭで頑張ったばっかだけど。
”落とす”って。
さらに難しそうだぞ。
「A。ちょっと
目開けんなよ」
「んーー....？
うん....ふふふ...
なんか....くすぐったいっ(笑)」
「ちょっ、いーから動くなってっ」
なんとか落とし終わり。
続いてアイシャドウ、
眉、そして唇へと
自分でもぎこちない
手つきで進めていく。
薄化粧だから落ちやすいな。
時々、”ふふっ”て笑いだして。
身をよじって逃げようとするA。
「じっとしてなきゃ終わんねぇぞ★」
「ちがうのぉ...潤くんの息が。
ほっぺにかかって。
.....こそばゆい(笑)
んふふ...」
「やってもらってて
文句言うな、バカッ///」
後は...ファンデだけか。
コットンをAの頬に
当てようとしたその時。
ふと気がついた、頬の涙の跡。
....やっぱり何かあった....？
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
