37. 大切な日常 ＜J side＞ ページ37
Aと出会って１か月が
経とうとしていた。
何気ない毎日が過ぎていく。
でもその当たり前みたいな日常が。
今までとは全然違ってて。
いつのまにか俺にとって
大切にしていきたいと思う
時間になっていた。
Aが”雪玉の女”だって
わかった時には本当に
びっくりしたけど。
少しずつ。お互いの家を
行き来することが増えていった。
Aといると。
何の修飾語句のいらない、
素の自分でいられることに。
ふと気がついて驚くことがある。
一緒にいるのが楽しくて。
妙に自然で。安心できて。
姉貴といる感覚。に近いのかな。
でもまたそれとは
ちょっと違ってて。
もちろん友達のそれとは
また違う、不思議な関係。
Aもそうなんじゃ
ねぇかって思う。
いつからだっけ。
俺の前でメガネで
いることが増えたA。
そうそう。先週だっけ？
俺もメガネで。２人で酒飲みながら
何とはなしにテレビ見てたら。
突然「ちょっと貸して」って。
俺のメガネ取り外し、かけるA。
「あれ、そんなに
度入ってないじゃんっ」
「そ？ どれ、Aの貸してみて」
「わ！ダメッ！私のはスゴイから！」
「うーわっ！これマジ、
目回りそうじゃん★
A、すげぇ視力悪いんだな」
「そうなの、ないと何にも
見えないもんっ☆返してっ」
「ん。やっぱ自分のが一番似合うな。
メガネもいいじゃん♪
頭良さげな、大人の女に見えるし」
「....し、失礼ねっ！
普段は違うっていうのっ？！」
俺のセリフに。
いつもみたいに。
プロレス技かけに
来るかと思ったら。
少し照れて赤くした頬
ふくらませるA。
なんかその姿。
妙にかわいく見えてしまって。
そんな気持ちごまかすみたいに。
またAからメガネ取り上げて。
代わりに俺のメガネをかけてやった。
「これじゃ見えないんだってばー(＞＜)」
案の定、困った表情で
あわてるA。
ぷぷっ☆ホント
からかいがいのある奴(笑)。
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
