36. 試してみる？ ページ36
な...なんで
ドキドキしてんの私...///
でも...こんな状況で
こんなこと感じるの
おかしいかもしれないけど。
....やっぱりこの子。
きれい....
”きれい”って。
男の人に使うの
変かもしれないけど。
それ以外の形容詞が
思い浮かばないよ。
彫刻みたいに
はっきりとした目鼻立ち。
こうしてみると２０代のくせに
変に大人っぽい。
ていうか色気あるし。
私を上から見下ろしている潤くんも。
目はそらさず見つめ続けている。
次の瞬間。
ふっと甘い瞳に変わり。
軽く微笑んでから片手でメガネ
すっと外して。口を開く潤くん。
「....年下。試してみる？」
レンズ越しで見るよりも。
ずっと大きくて。
吸い込まれそうなまっすぐな瞳。
いつもより間近で香る
潤くんの香水の匂い。
めまいがしそう.....////
そうして。
少しずつ距離を縮めてくる潤くん。
う、うそっ....(＞＜)
う、動けない....
そらせない....
潤くんの言葉が頭の中に
流れ込んできた瞬間から。
今までにないリズムを
刻み始めた私の心臓。
ど.....どうし.....
「.....なーんてね♪
わっ！痛っ....てぇ....っ★
なにすんだよっ Aっ！！(怒)」
気が付いたら。
思いっきり
潤くんの顔面を両手で
ムギュッと押しつぶし
のけてしまっていた....
「そ、そっちこそっ！
もう、ふざけすぎっ///
お仕置きだよっ！
わ、私。もう帰るねっ」
「あ、おいっ、待てって！
片付けてけってっ!」
さっと起き上がって。
もう振り返らず一目散に
玄関に向かって小走りしてた私。
「おいっ、Aっ！
怒んなって！冗談だって！！」
背後でなおも聞こえる
潤くんの言葉なんて無視して。
とにかく。自分の部屋へと
け戻った。
もたつく指で。
鍵開けて。また閉めて。
ドアにもたれかかり
一生懸命上がった息を静める。
酔って走ったから頭クラクラ。
鼓動もまだこんなに速いよぉ...///
急に足の力が抜けて。
ズッとその場に
座り込んでしまった。
”冗談”って.....
ふ....ふざけるにも
程があるよ、潤くん....っ///
あの悪ガキ度、
やっぱり末っ子だ――(＞＜)
ほ、本気じゃないって
わかっていても.....
くやしいけど。
もうどうしようもないくらい
キャパシティオーバー。
そのまましばらく。
そこから動けなかった...
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
