34. 年上キラー ページ34
ちょっぴり顔の曇った自分が
伝わってしまったのか。
その時すっと。さりげなく。
空いた私のグラスに
潤くんがワインを注いでくれた。
「あ、ありがと」
「いいえ(^^)]
いけない、いけない。
せっかくこんなに楽しいのに。
台無しにしちゃうとこだった。
「仲いいんだね、姉弟。
改めて似てたよ、
美佐子と潤くん♪」
「そう？ま、仲は
悪くはねぇかな、昔から。」
「いい方だよっ。
うちも悪くはないけど
弟のタイプが全然違うから
今じゃあまり接点ないというか」
「いるんだ、弟？」
「うん。３つ下。」
そう、よく考えてみると。
潤くんの方が年下なんだよね...★
「ふーん...Aが姉貴なんて
災難だな、弟さんも(笑)」
「もう〜(＞＜)またそんな
意地悪なこと言って(怒)」
「あはははは♪」
潤くんも酔いが
少しまわってきた？
なんだかいつもより饒舌で。
よく笑う気がする。
その弾けるような
まぶしい笑顔を見つめていたら。
ふと昼間美佐子が言った言葉を
思い出してしまった。
確かに。年上キラーかも。
誉めたか思いきや次の瞬間
からかってくる、
絶妙なバランス。
生意気な口たたきつつも。
さりげなくこっちを
たててたりして。
タイミングバッチリな
優しく細やかな気遣いも
ポイント高い。
この子と恋愛関係....か....
な、ない、ないっ！
絶対ないっ！！！
実弟より年下って
私にはありえないっ！
断じてない。うんっ★
私も酔いが
まわってきたのかな。
つい、にしてもそんなこと
考えてしまうなんて(＞＜)
自分に言い聞かせるように。
頭の中で何度も
そのフレーズ繰り返してたら。
「何じーーっと見てんの？」
突然グッと顔を
近づけて言ってきた潤くんに。
瞬間ドキンとしてしまった。
いつも。この大きな瞳に
みつめられると。
考えてること全部
見透かされているんじゃ
ないかって気に
なってしまうんだ。
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
