32. 乾杯 ページ32
「だから姉貴、突然メールなんて
よこしてきやがったんだ。
"今日夜いるー？”って。
たった一言だけど(苦笑)。
あ、適当に座ってて」
「う、うん」
グラスや料理、
お酒の準備をしながら
苦笑していう潤くん。
潤くんの言葉に気もそぞろに。
ソファに腰掛けてみた。
初めてみる潤くんの部屋
(ファ、ファンの皆さま、
すみませんっ)。
....へぇ....
間取りがうちと真逆。
こっちの配置の方が
使い勝手がいいかも(笑)。
スタイリッシュな家具。
ふかふかの大きなソファの
正面には大きなテレビ。
本棚には様々なジャンルの
小説や写真集が所狭しと並んでいる。
ふぅん、「三島由紀夫」なんて
読むんだ。
ジャン・コクトーまで。
ちょっとびっくり。
「どーぞ」
いつのまにか支度を終えた潤くんが。
栓を抜いたワイン片手に
私にグラス、差し出してた。
「ありがと。ワイン好きなんだ？」
「なんでもいけるけどね。
やっぱりワインが多いかな。
んじゃ。乾杯ーっ」
カチンと合ったグラスとグラス。
ひゃあ、このグラスも
ステキなカッティング☆
割らないよう気をつけなくちゃ(＞＜)
美佐子の料理を口にして。
嬉しそうに声を上げる潤くん。
「うまっ♪やっぱ姉貴だな」
「美佐子はホント上手だよ♪
大学の時もよく皆に
いろいろ作ってくれたよ」
「Aもうまいじゃん」
「え？」
「こないだの蕎麦とだし、
超うまかったよ(＾＾)」
「そ、そう？！...ありがと...」
改めて。はっきりと
面と向かって言われて。
アルコールも手伝ったのか。
顔が赤くなったのを感じる。
う...嬉しいな....
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
