31. オフ ページ31
夕食もごちそうになって。
一日満喫して。
美佐子の家を後にしたのは
もう２１時をまわっていた頃だった。
帰り際、”潤に渡して”
と言われ、預かった紙袋。
外食ばかりだろうからと
保存の効くおかずを
作ったとのこと。
やっぱり。
なんだかんだ言っても
姉なんだね(^^)
でもGWの真ん中。
いるのかなぁ、潤くん...
いる確率３０％くらいの
気持ちで押すチャイム。
1回....２回....
３回目でガチャと
勢いよく開いたドア。
「いるからっ!!
何度もならすなって Aっ」
出てきた潤くんは。
真っ白なVネックの
Tシャツにジーンズ。
それに...黒ぶちのメガネ。
今日お休みだったのかな。
初めてみるくつろぎモードの格好。
くやしいくらい。
メガネ姿もきまってる。
「あ、ゴメン、いたんだね。
よかった、これ美佐子から。」
「え？行ってたの？！姉貴、元気だった？」
言いながら紙袋の中を
ごそごそと確認する潤くん。
「うん。すっかりごちそうになって
帰ってきちゃった♪
雅人くんもかわいかったよ(^^)」
「お♪ 俺の好きなもんばっか☆
でも相変わらず量多いなぁ。
....あ、ね、A。
これからヒマ？」
「え？あ、う、うん？」
「よかったら一緒にこれつつきながら
うちで飲まない？
俺、明日からロケで家あけるから
さすがにこの量はキツい★」
じゅ...潤くんち...に？！
うわ...おじゃまするの
初めてだよ///
一気に緊張が始まった私に
気づいていないように。
あごで家の中をクイッとさして。
”入って”の合図をする潤くん。
「どーぞ♪」
「は、はいっ...
おじゃまします...」
小さな声でつぶやいてから。
靴を揃えて一歩足を踏み入れる。
わ....あたりまえだけど。
うちの玄関とは違う香りに
ふわっと包まれる。
甘くてさわやかだけど。
男の人の部屋って感じの匂い。
ドアを閉める手が。心なしか
少し震えている気がした。
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
