25. 出会ってた２人 ページ25
そんな私の顔、
最初はとまどいながら
見つめていた松本くんだったけど。
はたと。何かに
気がついたような
表情に変わった。
「....ちょっ！
ね、俺のことこう、
にらんでみて！」
言いながら急いでソファに
置いてあったブランケットを
私の頭から首へと
巻きはじめる松本くん。
「え？！こ、こう？！」
「...！そうだよ、その顔だっ！
あの時のっ、雪玉女っ！！」
「...あーーっ！！☆」
....いた。
確かにあの時。
男の人が一人いた。
ベンチに座って。
あっけにとられた顔で
私を見つめていた人。
あれが。松本くんだった...？
しばらくお互い茫然として。
見つめ合ったまま動けなかった。
どのくらい
そうしていたんだろう。
ふと。苦笑気味に
口を開いた松本くん。
「...痛かったぜーあの流れ玉。
謝るかと思いきや、
思い切りにらんで去っていくしさ★」
「ご...ご、ごめんなさいっ
あの時はそのっ、
ど、動転してて」
「...ぷっ(笑)」
「？？！！」
突然私の顔見て
ふきだした松本くん。
え？！ あ...っ★
その訳に瞬時に気がついて。
頭と首にグルグル巻かれたブ
ランケットをあわてて外す。
ヤダ 私、今真っ赤だよ、
きっと...(＞＜)
でも。無邪気に笑い続ける
松本くんを見ていたら。
なんだかこの状況も
悪くない気がしてきたから
不思議だ。
次第に私も笑いがこみあげてきて。
気が付いたら２人で笑ってた。
...こんなに笑ったの、もしかしたら
４か月ぶりだったかもしれない。
「...なんだっ。笑えんじゃん、
そんなイイ顔で(^^)」
「あ...」
不覚にもまた
ドキッとしてしまう。
そっちこそ...
なんてまぶしい顔で
笑うんだろう。
その時。ふっと笑うのを止め。
ちょっぴり真面目な顔で
言い始めた松本くん。
「え？！」
「あのさ、敬語止めない？」
「なんか姉貴に
敬語使われてるみたいで
こそばゆいっつーか、
すげぇ違和感で★(苦笑)」
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かこ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます♪北海道色満載な作品、私も大好きなストーリーです。どうぞよろしくです♪ (2014年8月1日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - かこさんの作品読みやすくて好きです！popcornに続き 私の大好きなお話です。こちらも続きがすっごく楽しみです♪ (2014年5月6日 6時) (レス) id: f7fb08dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - あ~ちゃんさん» ありがとうございます♪すでに完結作品なので毎日更新を目指していますが。待ちきれないときには他作品もよろしかったらぜひ♪ (2014年5月1日 12時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品に出逢いました。続きが楽しみです。読みやすくてテンポが良くて・・・読み返すのが好きなので待ってます。有難う。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
あ~ちゃん - 今日 この作品を見つけました。更新が楽しみです。読みやすくてテンポがいいですね。 (2014年5月1日 11時) (レス) id: b6f277a24a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年4月29日 9時
