10.女子トーク（1/27） ページ10
飲み会も中盤。錦戸くんが松岡さんに連れてかれちゃって、ひとりで寂しく飲んでると、
「A。」
同期のカナデちゃんが私の隣に腰を下ろした。
「久しぶりだね。」
「最近、同期会してないもんね。」
「今度しようね。」
「うん。約束だからね！」
綺麗な飴色のカシスウーロンを私のジョッキにコツンとあててふにゃんと笑った。
可愛い子は飲むものも可愛いな。
甘いお酒でご飯ものを摘むことが苦手だから、私にはできない…
ちょこっと羨ましいなって思ったり思わなかったり。
「ねえねえ。」
「ん？」
「あの子が錦戸くん？」
「え？あ、うん」
指をさされた方を見ると、
松岡さんに首を絞められてる錦戸くん。
もう松岡さんに可愛がられてる。
サスガだな。
今度、可愛がられるコツでも聞いてみようかな
「すんごいカッコいいし可愛いね！」
「あー、うん。そうだね」
「あんな可愛い子が直属の後輩だなんて羨ましい限りだよ」
綺麗に整えられた長めの爪でポテトを摘んでちょっとずつ食べてる。
その爪で器用に仕事をこなせるアナタの方が私は羨ましいけどね。
私もどこかで落とした女子力を拾い上げてオシャレしたいな。
そろそろイキオクレの問題に直面しそうだし
「あ、ちょ、こっち来た！」
「え？」
パシパシンと肩を叩かれて、
目線を上げると、疲れ切った錦戸くんが帰って来た。
ちょうど空いていた私の真ん前に座って
「つかれたんすけど…」
ヘニャヘニャとうな垂れた
「ふふっ。お疲れ様」
「松岡さん、酒強すぎ…」
「飲まされたんだ？」
「はい…」
「水、飲みなよ。」
まだ使われてないコップをひっくり返して、チェイサー用のお水を注ぐ
「ありがとうございます…」
上を向いて水を一気に飲む錦戸くんを見たからか、興奮して私の足をバシバシと叩くカエデちゃん
気持ちは分からなくはないけど、
イタイよ…
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yuki s(プロフ) - 子犬可愛いですー！ (2019年2月23日 18時) (
レス) id: 420ff5d14c (このIDを非表示/違反報告)
Ma☆(プロフ) - Marina_8295さん» コメント有難うございます！ そう言ってもらえてとても嬉しいです( ；∀；)ご期待に添えるよう頑張ります☆☆ (2018年1月28日 11時) (レス) id: 08be4b34dc (このIDを非表示/違反報告)
Marina_8295(プロフ) - あーほんとこういう話好きです… 片想いのむず痒い感じがウズウズして続きを読みたくなります！！完結まで応援してます！ (2018年1月27日 22時) (レス) id: 7c56c4b855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ma☆
| 作成日時：2018年1月25日 18時
