サディスト的恋愛方程式〔黄〕 (ページ43)

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ep.43 ページ43

「ふーん。それで俺に連絡が
来たんか。」

なんや、ツマランのお。
と、煙草の煙をふぅ～と吐き出す

えっと…
あぁ、すばる、さん。

「はい。」

「不倫相手にはなってやるって言ったけど、
お悩み相談に乗ったるなんて言っとらん。」

煙草をグリグリ灰皿に押しつぶす
あぁ…まだ、長かったのに、勿体ない。

「いいじゃないですか。
そんなちっさなコト。」

「あ？ちっさいか？

まぁ、ええわ。で、なに？」

「亮さん、について、
教えてくれませんか？」

「あ？自分、婚約者やろ？」

「だから、知りたいんです。」

「よお分からんけど、ええわ。
人の話を根掘り葉掘り聞くのは嫌いや。」

熱燗をグビッと飲んで
座り直すすばるさん。

「で、なにが聞きたいんや」

「…すばるさん、言ってたじゃないですか。

亮さんには結婚は向いてない。って」

「あぁ。まあなぁ。」

「アレは、なんで、ですか？」

「…あぁ」

なんでか言い辛そうな顔をする
すばるさん

…なに？

「アイツもいろいろあるんよ…」

「…そのいろいろを聞いてるんです。」

「……そやろうな。
ヒトコトで、言えば、

元カノに浮気されて、荒れてた。
って感じか？」

「…それと結婚が向いてない
っていうの関係、ありますか？」

「あるやろ。浮気ぐらい許せん奴が
なあに結婚とか言うとるん？」

……それは、偏見じゃないですか？

「ちなみに、俺は浮気くらい許すで。」

バチコン☆とウィンクされても、困ります。