秘密 ー 井上瑞稀 ★ ページ10
誰も知らない。
知るはずない。
学年で一番頭がいい、井上瑞稀くんと。
特に目立ちもしない私が、
毎日のように体を重ねていることを
誰も知らない。
スリルがあるドキドキの毎日、
バレるんじゃないか、
っていうピンと張り詰めた緊張感。
「っあ...はあっ、いた...いっ」
瑞「気持ちいいくせに」
いたい、なんて言葉。
瑞稀くんには関係ないみたいで。
遠慮なくガツガツと突かれる。
時々弱いところに当たって、
瑞「ここ?」
そこを、集中的に責められる。
もうどうにでもなれ、と
瑞稀くんにキスをせがめば
荒く重なった唇。
でもどこか優しくて、包み込まれ溶けそうな感覚。
私たちは、決して結ばれることは無い。
だって、お互い相手がいるから。
それなのに、こんな関係で繋がっている私たちは
_______________最低な浮気者?
それとも
_______最高のパートナーでしょうか?
「っん...はぁ、み、ずきく...」
そこに、本物の愛はない。
でも、今更
_______________やめられない。
206人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏 | 作成日時:2017年5月21日 19時