風邪 ー 岸優太 前編 ページ6
木曜日、いつも通り学校。
なんだけど、
今日はいつもよりすごくだるい。
頭はガンガンするし、体は重いし、咳はでるし、鼻水も出る。そして、目に映るものが時々歪む。
まさかと思っておでこに手をやる。
あつい、。
体温計なんてなくてもわかる。
高熱。
多分風邪。
お母さんが丁度起こしに来て、
熱であることを伝える。
・
・
・
というわけで、今日は学校をお休み。
布団を上までかぶる。
でも、寝れたのはたったの30分。
携帯のバイブレーションで目が覚めた。
「はい...」
岸「おい、もう家の前いるんだけど」
「今日学校休む。だから優太1人で...」
喋るのが辛くなってきて、切ろうと思ったら
岸「お前熱あんだろ、」
「ない...よ」
岸「嘘言ってんな、声でわかる」
確かにいつもより掠れてて
声量も小さい。
「移るから、来なくていい...」
岸「関係ねーし、早く開けろ」
優太の圧に今にも負けそうです。
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作者名:杏 | 作成日時:2017年5月21日 19時