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温もり ー 岩橋玄樹 ページ11

耳にイヤホンをつけて、
小さい音量に設定。




ゆったりとした音楽が流れる。



背中は暖かくて、
それが余計に心地よくて、






今にも目が閉じちゃいそうなくらい。




玄樹の足の間に座らされて
抱きしめられながら。







「ねえ、玄樹?」




玄「なに?」




「ねむい、かも」





えー寝るの?
なんてちょっと寂しげな玄樹の声が
頭上から聞こえてくる。





寝て欲しくないと訴えてる割には、
私の頭を優しく撫でてくる玄樹。





玄「寝たら許さないから」




玄樹、それは無理だよ



だって、気持ちよすぎる。







優しすぎる玄樹の撫でる手に
やっぱり睡魔には勝てなくて、






「おや、すみ」







ゆっくりと目を閉じる。









目を覚ますと、
頭上から聞こえるのは






愛しい人の静かな寝息。





寝ていても、
私の体に回っている太い腕。








その腕を、そっと優しく両手で包んだ。

涙とキス ー 長妻怜央→←秘密 ー 井上瑞稀 ★



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作者名: | 作成日時:2017年5月21日 19時

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