3話目 ページ4
ただいま放課後です。
え？何してんのって？
赤羽君を説教してるの(はーと)
『んで？言い訳はあんのかコラ』
「いやさ、なんで俺説教されてるわけ？？」
そんなの決まってんだろ？飛び降り自○図ったやつが何言ってんだ！！
『さぁ飛び降り○殺君！私にホームパイを持ってきなさい！さぁ早く！』
「く、國館さん落ち着いて！」
渚が私を止めるがそんなことは気にしない。
ごめんよ渚……！
「少なくともAに何かあげる必要は無いよね」
『おうおうおう赤髪くんや、私は揉め事や恐喝は嫌いなんでね。……さっさとホームパイを渡しやがれ！！』
「それ絶対恐喝だよね！！？」
そ、そんなことはナイヨ！真っ当な説教ダヨ！
「前原待ってるから行きなよ、早く行かないと浮気してたっていうよ？」
痛いところをついてくるな、赤髪くん。
だが私はそんなことでは……
「それとも………あそこで見てる前原の前でキスする？」
ごめんなさい嘘ですごめんなさい。
『あ、でも渚とならいいかな』
「マジで言ってやろうか？」
『すみませんでしたァァァァァっっ！！』
そんなことされたら私の輝かしい未来がブラックホール行きになってしまう！！
私はダッシュで前原君の元へ向かう。
運動だけは出来るんですッ(ウインク)
『陽斗さん、早く帰りましょう！！』
「ついに頭いかれたか……」
せっかく来てくれた彼女にそんなこと言っちゃうんですかぁ？？
「少し、嫉妬したんだけど」
最後に言った言葉は聞こえなかった。
・
「Aって本当に馬鹿だよね……。
………渚君？どうかした？」
「いや、本当に馬鹿だなって………」
期待させんの上手すぎだよ、國館さん…。
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作者名：恋花月 | 作成日時：2017年3月12日 19時
