あなたのおかげ

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「ねぇ、どっか連れてって」


ソファーで寝転んでる廉の服を引っ張る


せっかく大阪に来たのに家でのんびりするのは嫌だ！


廉「何処に行きたいの？」


「何処って・・・・私大阪に何があるかよく知らないんだけど」


ユニバとか海遊館とか通天閣？くらいしか知らない


廉「んじゃあ・・・・ユニバ行く？」

引き出しからチケット２枚出す廉くん


廉「父さんが会社からもらって来とったから」


えっ・・・・いいの？


怒られるよね絶対


それによく見たらプレミアチケットだし・・・・


廉「大丈夫やって、どうせ父さん使わんと思うし」


「んじゃあ・・・・
怒られても知らないからね」


廉「一緒に謝ってな」


「うん」


廉「じゃあ行こか」


廉くんに案内してもらって行った



意外に近かったことにびっくり


廉「着いたで」


休日だから人がいっぱい


廉「はぐれんように」


私の手を繋いで並んだ


「廉くんのお家から近かったね
じゃけぇ、家におった時時々叫び声が聞こえとったんじゃな」


最初はびっくりしたからね


廉「えっ！？聞こえるん！？
俺、聞こえたことないわ」


「うん、軽くじゃけど
私耳がいいからね」


たわいのない話をして

受け付けの人にはカップルに間違われ・・・・


でも不思議と嫌じゃなかったな


好きになってるのかな


廉くんのこと

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