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『 ……は? 』
「 ふはっ、口がポカーンしてるで 」
ポカーンしてるで、って言葉変だよ
なんて考えてる暇はない。
…今、何があったの?
「 高橋、A 」
『 あ、はい、えっと… 』
「 好き“だった”やからな?」
『 …はい 』
戸惑う私の顔をみてまた笑う平野さん。
『 あ、着きましたね、じゃっ 』
バスが止まって急いで降りる。
私の行動にポカーンっとしてる平野さんも
バスを降りてきた。
…そっか、大学一緒じゃん。
しかも学部までとか…泣きそう。
ちらっとバスの方を振り向くと
手を振ってる平野さんが見えたから
急いで走っていった。
心臓が、ドキドキしてる。
なんで。
.
.
『 …ってことがあってさ 』
ー「 は?いや意味わかんねえ!
なにその平野とか言うやつ! 」
電話で優太に朝の話をするとキレだした。
…昔、平野さんが私を好きだった
ってことは言ってないんだけど。
『 だから文化祭の… 』
ー「 なんもされてないよな? 」
『 え? 』
ー「 大丈夫だよな 」
いつも以上に心配しる優太の言葉に頬が緩む。
『 大丈夫だよ、なにもされてないし 』
周りの人が聞いてたらきっとカップルの会話に聞こえるんだろうな。
ー「 てか今日さ、俺帰り遅くなるんだけど 」
『 …おっけい 』
そう言うと電話の向こうから
“岸ー!早く来いよー!”
って声が聞こえた。
「 ちょ、待ってください!
…わり、1回切るわ 」
うん、と言い終わる前にプツッと切れた電話。
なんでこう、寂しくなるかな。
「 ねえ、高橋さん?今日暇? 」
後ろから声をかけてきた
名前も知らない女の子の声に
“うん、暇” と、返事をした。
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milk(プロフ) - 続きが気になります! がんばってください!応援してます。 (2017年5月28日 15時) (レス) id: 171e64a391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫亜(しあ) | 作成日時:2017年5月13日 19時