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鼻で笑う平野さんをみて確信した。




『 わ…すごい偶然、ですね 』


「 うん!凄いよな!ビックリやわ! 」



やっぱりやっぱり


この平野さんはあの“平野紫耀”で間違いなかった。





文化祭で他校のヤンキーと殴り合いになったり
その他数々の問題行動を起こしてきた…
あの、平野紫耀だ。




怖い………………

絶対このにこにこ顔の裏は
あの怖いヤンキーなんでしょ?



…やだなあ。
あの元ヤンと同じ大学ってのも嫌なんだけど。




「 こわい? 」


『 へっ 』



黙ってる私の気持ちがわかったかのように
ふっと笑って私を見つめる平野さん。




「 俺が元ヤンやから…って(笑) 」


『 …いや、え、え? 』




なにこの人……………………エスパー?




「 一応黒髪にしたんやけどなあ
ピアスやって隠してるし 」


『 あの………すみません 』




ずっと笑顔の平野さんがまた怖くて
謝ってしまった。



早く大学に着いて。
それか優太、助けに来てくれ。





「 …嘘やで 」





俯いた私が顔を上げると
さっきとは違う真顔の平野さん。


…なにか気に障るようなことをしましたか!?




「 ほんまはな、知っとったよ 」


『 はい? 』


「 高橋さんやろ? 」



はいそうです。高橋Aと申します。




それより、平野さん、
なんで私の名前なんか知ってるの?

怖いんですけど。





「 なんで?って顔しとるよ(笑)
教えてあげよっか?








.







俺、高橋さんのこと好きやったんで 」




.

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milk(プロフ) - 続きが気になります! がんばってください!応援してます。 (2017年5月28日 15時) (レス) id: 171e64a391 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫亜(しあ) | 作成日時:2017年5月13日 19時

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