【塩対応の神様】

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暗くてあまり見えないけど、




目を開けると鍛え上げられた腹筋が少しだけ見える。






暗いのは正直得意ではないから、






瞼を閉じたときに少し明るいほうが心地よい。







真っ暗すぎて目を開けてしまう。






カーテンの隙間から差し込む月明かり。







その光をずっと見つめていた。






玲「目、開けて寝てるの、？」







声を押し殺して笑ってる佐野さん。







「いや、起きてます、！」






佐野さん、さっきまで寝てたのに起きちゃったかな。







玲「眠れないの？」




玲「暗いのだめ、？」









申し訳なそうに言う佐野さんに、なんだかこっちが申し訳なくなる。









「ちょっと、だけ苦手です。」









そ、って素っ気ない返事が返ってきたと思ったら






あっという間に月明かりが見えなくなった。









玲「これで、怖くない？」









「え、えっと、、、」







気がつけば佐野さんの腕の中、





この前は上のパジャマも着てたけど、




今日は着てないから、





体温とか全部直に伝わってくる。








玲「冷え性なのにあったかい、、、笑」






わざとではないだろうけど、





喋る度に息が耳に吹きかかってくすぐったい。









佐野さんの体温がほんとにあったかくて









すぐに眠ることができた。

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