この愛は【手越祐也】

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A｢…なに｣

｢なんで俺が浮気したと思ったわけ？｣

A｢…会いたいとか言ってたから…一途と思った私がバカだったの…｣

｢…え、でも、あっちから｣

A｢…明日…ロシアに行くの｣

｢…え｣

A｢ごめん…予定…早まった｣

｢待ってって！A。Aが早まらさせたんでしょ？｣

A｢…まぁ…｣

｢…俺はAの事好きだよ？…俺の事嫌いになったの？あれだけで？｣

A｢…あれだけって…よく言うね。クラスメートと10分くらい、彼女ほっといて喋る。祐也が私の立場だったらどうする？｣

｢…｣

A｢A浮気ー！とか言ってくるでしょ？でも祐也はそれでおしまい。だけど私は、こんな性格だからおしまいではいられないの！｣

｢…A｣

A｢…今更で…自分勝手で…自己中だけど…男って所詮こんなもの、祐也って所詮こんなものだったんだな…って…改めて思った｣

｢…ちょA今のは傷ついt｣

A｢だから私はこんな性格って言ってるじゃん！………もう少し…マシだと思った。｣

｢…｣

A｢じゃあね、これ、鍵。布団とかは…くしゃくしゃでいいし…じゃ…｣

｢…で、でも、俺明日は空港行くよ？｣

A｢…来なくていいよ…幸いどこの空港か教えてないし…｣

｢成田じゃないの！？｣

A｢…さぁ…それは…自分で考えて｣

｢…A｣

A｢…じゃあね｣

バタン

｢(なんなんだよ！所詮って！…俺そんな悪いことしてないのに……俺もAって所詮こんなんだったんだって思うし！)｣

…どーせAはロシアで彼氏作るんだ。

…そんなん…俺も作るし。

愛未も…いるし

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