この愛は【手越祐也】

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｢女の子困ってんじゃん…｣

”手越？！”



｢おい！｣

男｢あ？｣

｢なにナンパしてんだよ｣

男｢お前には関係ねーだろ？｣

｢関係あるからw女の子助けるって当たり前の事じゃね？｣

男｢は？｣

｢自覚ねーの？w女の子嫌がってんじゃん｣

男｢そ、そんなん知らねーよ！この女が俺と付き合わねーからこんなにしつこくなるんだよ！さっさと俺と付き合えばこんなことにならねーのによ！全てはこの女が悪いんだ！｣


バキッ


男｢い…いてぇ…泣｣

｢ごめんな、俺の拳が耐えらんなくなっちゃったw｣

男｢はぁ？！｣

｢自己中さん、もう一生この高校に来んな｣

男｢な、なんでだよ！俺の勝手だろ？！｣

｢いやぁ〜来てもらったら困るわ〜。おたくの高校…多分暴力校で有名なあの愛徳だよね？｣

男｢暴力校だと？！｣

｢ほら、正解！俺ってあったまいぃ〜！｣

男｢お前、何が言いたいんや｣

｢ほらほら！イラついたらすぐに手を出そうとする！そこな！そこから治さなきゃ彼女できねーし、女も寄ってこねーわ｣

男｢…自分がイケメンだからって調子乗ってんじゃねーぞこらぁ！！｣

｢あ、俺の事イケメンって思った？そりゃ〜感謝感謝！謝謝ね！｣

男｢そーゆーことじゃねぇよ！！｣

｢…じゃどーゆーこと？｣

男｢…う｣

｢ほら！なんも言えねー……そんなやつがうちの高校にくんな、女の子もおとせねーくせによ｣

男｢…｣

｢暴力校の奴は校則に従ってタメ達とケンカでもしとけよ、バーカ｣

男｢お前ぜってぇ許さねぇ！…覚えとけ｣

｢そのブス面もう見せんな！｣


A｢あ、あのぉ〜｣

｢ん？…あ！大丈夫だった？ケガとかしてない？｣

A｢大丈夫…手越くんだっけ？｣

｢え、俺の名前…あ！…南野さんじゃん…！｣

(やべ…俺の初恋相手…)

A｢やっと分かってくれた？…手越くんあの男を追い払うに夢中で私の事全然気づいてくれなかったもんw｣

｢ご、ごめんw俺女の子嫌な事されてるとこ見るといてもたってもいられなくなるんだ！｣

A｢そうなんだ…手越くんって前からイケメンだと思ってたけど…ほんとにイケメンだね！｣

｢そ、そうかな…さんきゅ…｣

A｢…んー…なんかお礼がしたい…あ！私んちの旅館の食事、めっちゃ美味しいよ！お礼として食べて！｣

｢え…でも！｣

A｢大丈夫だよ！お金なんか取らないって！｣

｢なら…頂こうかな…｣

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