今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,971 hit
小｜中｜大
【5】 ページ5
「貴方、本当にこのままでいいんですか？」
「貴方、誰？」
怪しい男は、私の問いにくふ、と笑みを浮かべると
私の傍にやって来た。
「本当に、いいんですか？」
「いいって、なにを…」
「櫻井先輩のことですよ、本当にこのままでいいんですか？」
この男は、なんで櫻井先輩を知ってるの？
「貴方、何者なの？」
「私ですか、私は貴方の願いを叶えるものです」
男は私の目を見つめながら
私の手を取った。
「貴方は願いがあるようですね。その先輩に自分を好きになってもらいたい
…違いますか？」
「それは…」
言葉に詰まる私に男は微笑んで答える。
「狂おしいほど、愛されたいんですよね。彼に」
「その…」
「叶えてさしあげますよ、A」
なんで、私の名前、知って…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蓮【れん】 | 作成日時：2015年10月31日 12時
