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episode 2 ページ2

episode 2


私の目の前の真っ黒の服を着た人は

息が上がっていて体調が悪そうだった



「あの良かったら座りますか?」



私は不意にその言葉を出していた


その言葉の先には私の大好きな

作間龍斗くんがいた


『すみません ありがとうございます』


と礼儀正しくお礼をされた



私は龍斗くんが目の前にいることに整理ができないのと

こんなにも弱ってる龍斗くんが見ることが辛かった



その時私は思い出した

カバンの中に暑さ対策の冷えピタと、
体調が悪くなった時の為の薬があることを


私は龍斗くんに


「あのもし良かったらこれ、、」

「全然怪しい薬とかじゃないです!!」


初対面の人に薬渡されるなんてキモイよな

と思いながら、でもわたしにできることなんて

こんなことしかないから

ハンカチと薬と冷えピタを渡した


『え、あ、ありがとうございます』

『気使わせちゃってすみません』


なんて龍斗くんに言われて



ここでヲタクを出して龍斗くんに気を使わせたくない

なんて思ったので

次の駅で降りた


「あー絶対きもいって思われてるよな」

「なにやってんだろ」

「ブラックリスト入り確定じゃん」

「次サマステ入って龍斗くんにバレたらどうしよう」


なんて考えて、電車で迷子になりながらも

最寄り駅に着いた


まさか目の前に自分の大好きな人がいるなんて


まさか自分の大好きな人が体調悪そうにしてるなんて


色々考えまくった結果

その夜は次の日の朝までずっと寝れなかった

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作者名:わん | 作成日時:2019年8月30日 22時

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