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そんな日の翌日だった。


「まーまぁーっ」

『グクーっおまたせー!』

「おかえりぃ!」


教室から飛び出してきたグクをぎゅーっと抱きしめる


『帰ろう。お鞄取っておいで』

「はぁい!」


小走でちょこちょこ駆けていく姿が可愛くて笑う


「お帰りなさい、グク君お待ちかねでしたよ」


出迎えてくれたのは
ジン先生ではなくて副担任の女性の先生。


『あの、今日ジン先生は』

「今日はジン先生お休みなんです」

『そうなんですか、』


夜泣きことを気にかけてくれてるジン先生と
保育園での様子や、家での様子を話すのが日課になっていた


「ジョングク君、今日は少し眠たかったみたいで
ご飯中や遊びの途中で寝ちゃって」

『え、』

「昨日は寝るのが遅かったですか?」


言われてみればベッドに入ってからも少し起きてたし、
毎日あんだけ泣けば昼眠たいに違いない。


『…最近夜中泣くことが多くて。
昨日も遅くに泣いてたから眠かったのかもしれないです』


そうだったんですね、と呟いた先生が
友達と庭園に走っていくグクを見て私に言った。


「ママさんもパパさんもお仕事忙しいでしょうけど、
グク君の声に耳を傾けてもっと抱きしめてあげてくださいね」






「まま?」


小さな手が私の手に触れてハッとした。
慌ててグクの手を握って笑う


『ごめん。帰ろう』

「まま、」

『うん?』

「のどかわいた?」

『ううん、かわいてないよ』

「おなかすいた?」

『ううん』

「…きょおはらむちゃんみてかえる?
ままらむちゃんすきだもんねぇ」

『ラムちゃんは昨日も見たから、今日はまっすぐ帰ろう』

「うん、」

「あ、姉ちゃんとグクじゃーん。やっほーう」


前だけを見て歩いていると
聞き慣れた声が後ろから聞こえて足を止めた

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k.n(プロフ) - 久しぶりに読ませていただき、本当に一つ一つの言葉選びからストーリー。内容覚えているのに泣きました🥲色々な方が作品を削除されますが、ぜひこの作品は残していただけたら嬉しいです。 (2023年2月18日 22時) (レス) id: 1a3cfb96cd (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - また読みにきてしましました…何回読んでもきゅんきゅんしてほっこりしてもうほんとに幸せです……こんな素敵なお話を書いてくださりありがとうございます…🥹 (2022年10月27日 9時) (レス) @page48 id: efd49a0979 (このIDを非表示/違反報告)
M.M(プロフ) - もう何度も読ませていただいてますが、久しぶりに見て号泣してしまいました(笑)映画化して欲しいくらい素敵なお話です! (2022年2月19日 1時) (レス) id: ddaf8faeea (このIDを非表示/違反報告)
ell1910(プロフ) - もう、泣き過ぎて明日仕事行けません(T_T)!どーやったらこんな素敵な話が書けるんですか!ヤバいです! (2022年2月9日 0時) (レス) @page33 id: 7b303fc88a (このIDを非表示/違反報告)
AIRI(プロフ) - 普通に何回も涙が伝いました… (2022年1月10日 7時) (レス) @page48 id: cf5a6128eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じあ | 作成日時:2018年5月31日 19時

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