エキセントリック 2

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「そうなんだけど、違うんだ。
確かに俺たちはヒョンの中に存在してる、
ユンギヒョンの感情から生まれた。」


ー 他の人格はユンギの感情のカケラだってこと


「だけど俺は、ユンギヒョンじゃない。ジョングク」


ジミンが、テヒョンが言ったことの意味が
いまやっと分かった。


「ユンギヒョンはずっと消えない。
だけど。俺たちは、いつか消える」


そうだ。
ユンギや私からみたら別の人格もユンギの一部だけど。
作られた人格たちは個人として存在している。


「いつか消えて、ミン ユンギとして生きるんだ」


いつか消えて、分かれた人格が１つになったら。
ユンギだけが、残る


ー僕はユンギヒョンにはなれないから。


あの言葉の意味。
人格が１つになれば。
ミン ユンギとして元の状態に戻れば、
ジミンはジミンでなくなる。
それは、他の人格も同じ。


「それがいつかはわからない」


ー だけどその時は、ユンギヒョンに僕達が必要なくなる時だ。

必要なくなる時。


「でも今はジョングクだ。
俺はチョン ジョングク 忘れないで」


『うん』

「ヌナ馬鹿だからわかんないか」

『わかるよ』


ジョングクがなにを言いたいのか、わかる

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