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「Aちゃん、昨日ありがとうね。
あの後すぐ帰った？」
それがですね店長。
飛び降り現場に遭遇してその人拾ったんですよ。
中々パンチ効いてますよねこの話！
なんて、笑い飛ばせたらどんなに良かったか…
『はい。帰りましたよ』
変な男を連れて。
「良かった。
あ、ごめん。タオル干すのお願い出来る？」
『行ってきます』
屋上。
大好きだったはずの場所が
こんなに気が重たくなるのはあいつのせいだ
扉を開けてまたいつもとは違う景色が広がる
『…ん？』
スーツにサングラス。
絵に描いたような怪しい人達が屋上をウロウロ歩き回っている
…なんだあの怪しいヤツらは。
うん。関わらないほうが良さそう。
さっさとタオルを広げて端の方で気配を消す
「ねぇ君、ちょっといい？」
うわぁ…こっちきたよ…
私に話かけてるよ…
もうなんなのほんとヤダ
「ねぇねぇ」
『…私ですか？』
「うん、君」
恐る恐る振り向くと、怪しいサングラスではなく
私服をきた爽やか系イケメンがにこにこ笑っている
『なんでしょうか』
「ここ、いつも来るの？」
『まぁ、はい。ここの1階のカフェで働いてるので。
タオル干しに来たりはします』
「昨日は？」
『え？』
「昨日の夜、ここに誰か居なかった？」
昨日の、夜
『…誰かって、どんな人ですか』
「人を探してるんだ。
ミンユンギって男。歳は君と同じぐらい」
『ミンユンギ…』
心当たりがありすぎて目が泳ぐ
「この人なんだけど、見てない？」
見せられた写真に息を飲む
ユンギだ。
昨日の夜、ここに居て
今は私の家に居るはずの、ミン ユンギ。
『知らないです』
「…そう、ならいいんだ。ありがとう」
『あのっ』
背を向けたその人を呼び止める
『その人が、どうかしたんですか』
「知りたい？」
『…何か、知ってる事があれば協力出来るかなと思って』
にこっと笑うと
胸ポケットから何かを取り出す
「じゃあ君の電話番号教えて」
『はい？』
「今日何時に仕事終わる？今晩食事に行かない？」
ヒラヒラ携帯を振って笑う顔に眉をひそめる
なんなんだこの人
『結構です』
「君結構タイプなんだけど、僕だめ？
お金は持ってるよ！顔もイケてるほうだと思うけど」
『仕事中なので。失礼します』
まとわりついてくるイケメンを無視して
屋上から駆け足で立ち去る
やっぱり怪しい集団だあの人達
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じあ(プロフ) - agehaさん» agehaさんこんばんは。コメント漏れでお返事遅くなって申し訳ありません（ ; ; ）わたしも皆さんのコメントに力をもらっています！こちらこそいつもありがとうございます（ ; ; ）！ (2018年3月4日 10時) (
レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - こんばんは。このお話も好きです。いつもじあさんのお話に癒されています。ありがとうございます。 (2017年12月20日 23時) (レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - さえさん» ありがとうございまーーす(ToT)!更新ゆっくりすぎですけど是非お付き合い頂けると嬉しいです（ ; ; ） (2017年12月10日 18時) (レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - じあさん！！！チョーーーいいです！！！大好きです！！！胸がじわっとなります！！！ (2017年12月9日 1時) (レス) id: cd64ed3849 (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます（ ; ; ）！！嬉しいです（ ; ; ）！だいぶゆっくりですが気長にお付き合い頂けたら嬉しいです（ ; ; ）！ (2017年11月22日 0時) (レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じあ
| 作成日時：2017年11月1日 0時
