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「ユンギは人格をコントロール出来ない。
だから好き勝手にやる他の人格を怖がってた。
そうするしかないって思ったんだろうね。」
他の人に迷惑かけるって、たしかに言っていた。
「家にいても怖くて外に出たがらなかったから。
監視されてたら、他の人格が悪さ出来ないって考えたんだと思う。
その反動で感情がまた暴走してる」
暴走。
押さえつけられていた人格が現れだすということか。
だからあんなに必死になって、ユンギを探していたんだ
『ナム君から、少しは聞いたんです、人格のこと。
ユンギの人格はいくつあるんですか。』
「僕が知っている人格は4つ。」
『よっつ…』
テヒョンとジミンの他にあと２人。
１人は、ユンギが不良だって言った人格…？
その他にも、もう１人いるってことか
『人格は、意味があって存在しているんですよね』
「うん。そう。
意味があって、他の人格が作られた。
受け入れたくない記憶を、別の人格とみなす。
他人事のように振る舞うことで自分を守る」
『受け入れたくない記憶…』
どうしても、そこが大きな鍵になるんだ。
ユンギは話したくないみたいだったけど。
「知りたい？」
『え』
「教えてあげようか、ユンギがそうなった理由」
考え込む私を覗き込んだ顔がにこりと笑う
『…それは、ユンギが話してくれるまで待ちます』
「そう。じゃあ言わない。そう言うだろうと思ったよ」
『もう充分です。ありがとうございました』
「待って、これ渡しとく」
立ち上がった私に名刺を差し出す
「何かあったらいつでも連絡して。
あ、なくても連絡していいよ？食事いこうとか」
『失礼します』
一応名刺は受け取る
絶対連絡しないだろうけど。
「危険だって言ったことは取り消さないよ」
ドアノブに手をかけて、その言葉に振り返る
「早く僕の所にユンギを戻したほうが君の為だ」
『嫌です。
ユンギがそうしたいって言うなら、そうします。』
それは、私じゃなくて
ユンギが決めることだから。
「思った以上に頑固だね。
いいね、そういう所も好きだよ」
『サヨナラ』
やっぱり変態みたいこの人
だれかーセコム鳴らしてー
「Aちゃん、忘れないでね。
他の人格はユンギの感情のカケラだってこと」
感情のカケラ。
「じゃあね、気をつけて」
そう言って笑うその人に背を向けて歩き出した
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じあ(プロフ) - agehaさん» agehaさんこんばんは。コメント漏れでお返事遅くなって申し訳ありません（ ; ; ）わたしも皆さんのコメントに力をもらっています！こちらこそいつもありがとうございます（ ; ; ）！ (2018年3月4日 10時) (
レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
ageha(プロフ) - こんばんは。このお話も好きです。いつもじあさんのお話に癒されています。ありがとうございます。 (2017年12月20日 23時) (レス) id: 77f3be5fed (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - さえさん» ありがとうございまーーす(ToT)!更新ゆっくりすぎですけど是非お付き合い頂けると嬉しいです（ ; ; ） (2017年12月10日 18時) (レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - じあさん！！！チョーーーいいです！！！大好きです！！！胸がじわっとなります！！！ (2017年12月9日 1時) (レス) id: cd64ed3849 (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます（ ; ; ）！！嬉しいです（ ; ; ）！だいぶゆっくりですが気長にお付き合い頂けたら嬉しいです（ ; ; ）！ (2017年11月22日 0時) (レス) id: 5b76b5a436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じあ
| 作成日時：2017年11月1日 0時
