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キム・ソクジン先輩。
学校で1位2位を争うほどの人気の先輩。
中学の頃から片思いして追っかけてきたA先輩が勇気を出して告白したら先輩には彼女がいて挙句の果てには妹としてしか見られてなかったって話。
その話をしながら悲しそうに涙を流す先輩。
と、思ったらソクジン先輩とのエピソードを嬉しそうに語り出す。
その顔はさっきの悲しそうな顔じゃなくて顔を赤くして楽しそうな顔。
放課後に補習になったけど帰る時部活帰りのソクジン先輩にあって家まで送ってもらったこと。
一緒に遊びに行ったこと。
体育祭の時の先輩がかっこよかったこと。
夢中になって話す相手が俺だってことが少し嬉しくなる。
我に返った先輩が口を開く。
「あ…
ご…ごめんね。つまらない話ばっかり聞かせちゃって…」
そんなことないけど。
「全然?」
「ていうかもっと話してよ。
A先輩のこともっと知りたいし。」
「へ…?」
「なんかもっとさ俺に甘えてよ…」
そういうとみるみるうちに赤くなる先輩の顔。
それとともに抑えにれなくなる俺の本当の本性。
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作者名:ぱく・もも | 作成日時:2017年6月22日 17時