好き。～2～ (ページ6)

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ジヨンの方をゆっくり振り返ると
手で目を隠してる

ベッドから立ち上がろうとすると
ジ「...っ...A...っ...別れたくない...っ...」

!
ジ「ごめん...っ...あんな事言ってごめん...っ...。...無理矢理してごめん...っ...でも別れたくない...」

なんか今ジヨンになんて言われても響かない
「距離置こ」

ジ「!!」

「悪いのは全部私。...ジヨンに酷いことばっかしてたし、結局どっちが好きなんだ、とか、今までジヨンに言ってきた"好き"は嘘だった、とか、そう言われてもおかしくないよね。...ごめんね」

ジ「違う...!!さっきは勢いで言ってしまっただけで...」

「勢いで言ったなら、余計に本心って意味じゃないの？...私もよく考えて答え出すから。...だから距離置こう」

ジ「嫌だ。...絶対嫌だ」

「だってこのままだったら上手く行かないし」

ジ「距離置いたら余計上手くいかねぇよ！！」

「...っ。...もう...分かんない...。...あぁ...。...っ...もうどうしたらいいのかわかんないよ...！！！...っ...」

頭の中ｺﾞﾁｬｺﾞﾁｬ

こんな大っきい喧嘩初めて。

ジ「っ...ごめんA。...最後までAの事信じてなかったよな...。...ごめんほんとにごめん」

何が...？何がごめんなの...？
「なんでジヨンが謝るの？意味わかんない...っ...」

ジ「ぇ...？」

「悪いの全部私じゃん。...いつもジヨンは何も悪くないのに...っ...なんでいつも謝るの...？」

ジ「A...？」

「なんで別れようって言わないの...？...なんで私の事好きなの...？」

ジ「!!...好きだから好きなんだよ」

!

ジ「好きに理由なんか無い。...さっきはほんとにごめん。...自信ないとか言ってごめん...。...そんな事言ったけどずっとAが好き」

また涙が溢れ出てきた
「...っ...もー...っ...いゃ...っ...。...っ...ジヨンの事大好きなのに...っ...上手くいってる時に...っ...アイツが出てきて...っ...揺らいで...っ...誰が好きなのか分からなくなる...っ...。...でも私が好きなのは...っ...ジヨンだけなの...っ...

それは本当だから...っ...」

溢れ出る涙を拭ってる手をジヨンが引っ張って

ｷﾞｭｯ
ジ「...分かった。...だからもう自分の事責めんな」

ほんとどこまで優しいんだろ

もっと大切にしなきゃダメじゃん。こんな時しか気づけない自分ってほんとに酷い

ちゃんとケジメつけなきゃ

「...ウンジと話してくる」