好き。～2～ (ページ44)

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ずっとジヨンは私に抱きついたまま

「ジヨン、何が怖いの？」

ジ「引くと思う」

？
「なに？」

ジ「...あの事があってさ、Aを1歩も外に出したくない。」

!
ジ「ごめんな、でもそんな事はしないから」

「...ずっと一緒に居るから」

ジ「Aの事縛りそうで怖い。...ウンジみたいになりそうで怖い」

!!
「大丈夫だよジヨン。ジヨンはそんな事しない。絶対」

ジ「...うん...」

私が全部悪いんだ
あの時無理にでも帰っていたらよかったんだ

「最悪な記念日だね。ごめんね」

ジ「ううん。大好き」

あーどうやって償ったらいいんだろう
こんなことなってもジヨンってなんで離れないのかな
毎回思うけどこんな私の事をこんなに好きでいてくれてるんだからもっと大事にしなきゃじゃん

ジ「引いた...？」

「引くわけないよ。私はずっとジヨンが好きだよ。...初めてなんであんな友達としか見れなかったんだろって思うもん(笑)」

ジ「あー...(笑)...ずっと断ってたよな(笑)お前の事好きになったのいつぐらいだろうな」

「私がウンジと色々あった時ぐらい？」

ジ「いや、もっと前。あ、Aの親が離婚してからかな」

「あー」

ジ「あん時からAの事を大事にしなきゃなって改めて思ってたら知らねぇ内に好きになってた(笑)」

「私も知らない内に好きになってたな～(笑)」

ジ「まぁでもAが俺の事好きより、俺の方が遥かに好きな気がする(笑)」

「それは気がするだけ。実際は逆」

ジ「いーや！それはない！」

「あるから！」

ジ「ねぇって！(笑)」

「あるってば！」

ジ「じゃあ根拠は！」

こ、根拠だと...？

「毎日ジヨンの事で頭いっぱいで、友達と話してても、あんたジヨン君のことか話さない。って言われるし」

ジ「あー甘いな、俺はそんなん当たり前」

ぬ
「じゃあジヨンも言って」

ジ「普通に街歩いててたまに声かけられてもA以外無理だし気持ち悪いしまじで避けるし、そこら辺の女見てもなんかほんと論外すぎて笑えるし...「いやちょっと待って」

ジ「ん？」

「声かけられるって何？」

ジ「あーなんか逆ナンみたいな？」

いや待てや
「初耳なんだけど」

ジ「別に言わなくてもいいかと思って(笑)」

何笑ってんだこいつ

「私がナンパされたとして、言わなかったらどーする？」

ジ「え、怒る」

いやいや...
「それと一緒じゃん」

ジ「ぁ、そっか」

なんだコイツ