好き。 (ページ48)

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ｶﾞﾁｬ...
家に着き、無気力になりながら涙が止まらない

情緒不安定かよ

ゆっくり歩いて階段を上がろうとするとリビングのドアが開き

母『あれ、今日も泊まりちゃうかったん？』

『...帰ってきた』

母『喧嘩？』

『...』

何も返事せず自分の部屋に入った

ﾌﾞｰﾌﾞｰ
ジヨンからの電話

まぁ出るわけないよね

切れた後もLINEが来る
ま、返すわけないよね～←

でも、ジヨンは私の事軽くないって言ってたけど心の中では思ってたって事だよね

まぁそりゃ、思うよねーーーーー

もう今日はお風呂入って寝よ

超のろいスピードで準備をしていると

母『Aー！！』

階段の下から私を呼ぶお母さんのバカでかい声

「はぁ...」

部屋から出て
『何』

階段の上から見下ろしてそう言った
母『ジヨン君来てる』

『は！？』

あ、思わずでかい声が
母『リビングにいるよ』

いやいやなんで家上げたの

『帰ってって言って』

母『なんで私が言わなあかんねん、お前がゆーたらえーやん』

もーーーーイライラする
『私喋らないから』

と言って部屋へまた戻った
すると
ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ!!

怒ったような足音が聞こえて
ｶﾞﾁｬ!!

母『なんやねんその態度。てか喧嘩したんやったら話し合いせな一生解決せんぞ！！』

( -_- )
『お前に関係ないやんけ』

ﾎﾞｿｯとそう言うと
母『喧嘩して不機嫌なったお前にそんな態度されて、関係ない事ないやろ、不機嫌な態度を取られて不機嫌になった私は被害者です』

その通りすぎて何も言えねぇ
『...わかったわ、喋るわ』

ノロノロ階段を降りる私に
ﾄﾞﾝｯ
母『はよ降りろ』

と背中を押した
『危ないわボケ！！』

母『はは(笑)』

何わろとんねん

ｶﾞﾁｬ
リビングのドアを開けると
ソファに座っていたジヨン
私を見ると立ち上がって

ジ「ごめん」

「...」

母「...」

いや、おい
『なんでお母さんも来んねん』

母『えーやんか』

「...。...外行こ」

ジ「ぁ、うん。...咲織ちゃんありがとうございました」

母「全然！また来てね～」

＊

外へ出て歩き出すと

ジ「ごめんA」

...

ジ「...もう嫌い？」

は、何それ
「それで私が嫌いって言ったらどーすんの？」

ジ「!」

「別れるの？」

ジ「は、別れるわけねぇよ。また好きになってもらえるように努力する」

!
なんかｷｭﾝｯてきた←

ジ「軽いなんて思ってない。何気なく言っただけ。ほんとごめん。...別れたくない」