好き。 (ページ34)

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ミ「うん、好き。あなたも好きなの？」

おお、それ聞かれるとは...
「好きになりかけ」

ミ「はぁ！？何それ！オッパ!!こんな中途半端な奴を彼女になる人とか言ってんの！？」

中途半端な奴...？奴...？私の方が歳上だよな？
なんだこの生意気なガキ
ｲﾗｲﾗしていたら
「お前歳上に敬語も使えなくてしかも"奴"呼ばわりするとかいい度胸してんな」
と言っていた

ジ「ぉ、おいA(汗)」

ミ「!!...オッパ...この人怖い...」

と言ってジヨンの背中に隠れたチビ←
「じゃ」

ジ「ぁ、おい！」

追いかけてくれるかなって期待してたけど
まぁ来るはずないよね

翌日の下校も
ミ「オッパ～！^^*」

ジ「ミヨナ、俺Aと帰ってるから」

「いいよ」

このやり取りが毎日続いたから
一週間後の今日
もう最初から一人で帰ろうとして校門を出ると
ジ「おいAなんで先に行くんだよ！」

いや、なんでって
「どうせ一人で帰る事になるから」

ジ「っ...」

何も言えないような顔をした
「別に気にしてないよ」

ジ「昨日ミヨナに告白された」

!!
心臓が飛び跳ねた
ジ「まだ返事してない」

っ...嫌だ
そんな感情が頭にいっぱい
ジ「どう思った？今」

ジヨンを見ると何故か切なそうな顔をしていた
胸が苦しい
ジヨンにゆっくり近づいて袖を掴んだ
そのまま引っ張って歩いた

ジ「!」

途中
ミ「オッパ～!!帰ろ...「あんたにあげないから！！ジヨンの彼女は私だから...!!...っ...」

ミ「!!」

ジ「ぇっ...」

ミヨンなんか放っておいてひたすら歩いた
途中で
ジ「おいA！！」

!!
「ぁ...ごめん...」

掴んでた手を離した
ジ「...さっきのどーゆー意味...？」

「...。...今思えばずっとジヨンが側に居てくれてたからウンジの時も支えられて乗り越えられたんだと思う。...ありがとう。...ジヨンが告白してくれた時本当に嬉しかった。...そこからジヨンがずっと私に告白してくれて、どんどんジヨンを好きになっていった...でも頭からウンジがなかなか消えなかったの

...で、昨日あの子に告白されたって聞いてめちゃくちゃ焦った。それに返事してないって言ったからちょっと好きになったのかなって...」

怖いけど聞こ
「私の事まだ好き...？...あの子の事好きになっちゃった...？」

ジ「...」

っ...
黙ってる
どんな顔してるか見たいけど顔みたら泣きそう

だから
「...じゃ...また...ね...」

と言ってジヨンに背を向けて歩き出した