52。馴染みの距離感 ページ10
52。Noside
一段落つき、テレビをみながら二人は話し合っていた
「怪盗キッド、いいよなあ。
なんつーか、かっこよくね??」
快斗がどこかにやにやしながらAに問いかける。少しあきれた声で、
「なーにがかっこいいの?
確かに空飛べるのは羨ましいけど……「そこかよっ!」そこよ←」
ため息をつき、テレビのほうに目線をうつす
Aはしばらくみていたあと、急に視線をしたに向けた。
(……怪盗キッドと言えば、この前のあの男が言ってた人…なのかな)
この前と言うのは、Aに突然電話を掛けてきた男のこと。
何者かも名乗らず、意味不明な言葉だけを話していたため怖くなり思わず切ってしまったのだ。
「……怪盗キッド、次はどこに現れるかな」
「!」
「……神出鬼没って言われるくらいだからなかなか見れないものだよね、きっと」
「お前、キッドに会いたいのか?」
「うーん……なんかさ、確かめたいことがあるんだよね」
「確かめたいこと?」
「……それは、キッド本人にしか言えないんだ、多分。
いや、キッドにしか話せないかも」
「……ふーん」
そこで会話は終わり、ニュースキャスターの声がリビングに響く。
ふと、時計をみた
「あ……、快斗もうそろそろ帰ったほうがいいんじゃない?」
「え?……あー!!そうだ、俺用事あったの忘れてた……」
大慌てでソファから立ち、荷物をまとめる
そしてそのまま玄関へ突っ走った。
「じゃあ、今日はありがとう!楽しかった」
「ああ、俺も楽しかったぜ!
また来ていいか?」
「もっちろん!」
いきなりのことではあったが何事もなかったように挨拶を交わす。
ガチャッとドアがあき、快斗はそのまま帰っていった。
*
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なぎ。yu-no(プロフ) - 海斗丸さん» 泣けるだなんて…!勿体ない言葉です(つД`)ノありがとうございます!! (2016年5月5日 18時) (レス) id: e79bbaf555 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。yu-no(プロフ) - yui*さん» ありがとうございます!!更新があまりできませんが、これからもみてくださいね。(>人<;) (2016年5月5日 18時) (レス) id: e79bbaf555 (このIDを非表示/違反報告)
海斗丸(プロフ) - 泣けるくらい恋していますかのところで泣きました…!まだ全て読んではいませんが、更新楽しみに待っています(*‘ω‘ *) (2016年5月5日 18時) (レス) id: f7e4d58d38 (このIDを非表示/違反報告)
yui*(プロフ) - とっても面白いです!続き気になります!更新頑張ってください!応援してます!!! (2016年5月4日 13時) (レス) id: 0d2cead2d2 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。yu-no(プロフ) - むむむーんさん» はい!夢主さんのお陰ですね(*´-`)ありがとうございます!頑張ります (2016年3月12日 23時) (レス) id: 102a4340a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぎ。yu-no | 作成日時:2015年12月18日 16時