【まじっく快斗】「俺の嫁になれっての！」 「断固拒否！！」 バカなあいつと不器用な俺＊２

番外編＊クリスマス ページ8

＊



快斗がそっぽ向いたまま数分。



またこの空気か……、私、快斗に変なこと言ったかな…





しばらく快斗を見ていると、






「A、俺の欲しいものおしえてあげよっか」


「え。……まあ、うん、知りたいけど」



何を言い出すと思えば快斗、自分の欲しいもの考えてたのかな？




「俺の欲しいものはな……」



「うん？」









なんだろう？








「あっ」





そのとき、視線と指を上の方に向けてあっと言う



私はそれに乗ってしまったのがダメだったのか。









「ぅえっ…」






とんっ!!









え？






いきなり視界が動く









……








なになになに？！今さ、どんな状況？！









えっーと、快斗の顔がなぜか目の前にあって……、寝転がってて……









お、押し倒された？！








「か、快斗？！どうしたの……」









「どうしたってそりゃあ……









俺の欲しいものが目の前にあるから……、かな？」









目の前……？









「それってどういう……」






その瞬間、快斗の顔が離れる









「なあーんて冗談だよ！
俺がほしいのはやっぱ新作のあのゲームだよなあ」






「え……」







「いつまで寝てんだよ？


……さては、惚れたか？」





「なにいってんの！！そもそも快斗が押し倒したんじゃない！ばかやろー！！」ｺﾞｯ!





「いてぇ！！」







そのまま快斗を追いかける。









さっきのはよくわかんなかったけど……









……やっぱり、快斗といると楽しいや









「メリークリスマス！！」







＊

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