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85。迷路 ページ48

Aの兄だと名乗る者と歩み始めた快斗。
しかし、目の前に広がったのは立ちはだかる壁のように厳しいものだった。


「おいおいなんだよこの道は……」


「全くだな」と同意したのはAの兄と名乗る者。2人は困惑していた。

閉じ込められていた部屋から出たのはいいものの、目の前に広がったのは無数の道が見渡す限りに広がっている。

「こんな妙な光景、珍○景に出したいくらいだな」


「……まあ、な。」


「一体いくらで……」「はいはい、そこまで!早くAを探すために頭はこっちに使え!」


まるで親子のような茶番を話す。意外にもボケているのはAの兄の方だった。


「……それよりあんた、どうやってあの部屋まで来たんだ?こんな迷路じゃ迷うだろ」



「んー、いや、無我夢中でな……。
入り口への道……どこだっけ?覚えてねーな……」


「あっそう。」


呆れるしかないとため息混じりに声が漏れる。


(マジで兄弟かもな……。ボケ方が似すぎてて仕方ない)


茶番のような劇が終わった後、2人は無言で歩いていく。ただ、真っ直ぐに。

「……一応、曲がったりしてみたりしないか?」

快斗が語りかけた。

「いや、大体こういうのは罠が多い。
真っ直ぐ迷わず進む。それが、1番いい…かもしれない」


若干自信なさげに言う彼に思わず快斗は笑みが溢れた。
どこか緊張がほぐれる。歩みも早くなって行った。

暫くすると巨大なモニターがある部屋に辿り着く。



「入るか?」




「勿論!」


.

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なぎ。yu-no(プロフ) - 海斗丸さん» 泣けるだなんて…!勿体ない言葉です(つД`)ノありがとうございます!! (2016年5月5日 18時) (レス) id: e79bbaf555 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。yu-no(プロフ) - yui*さん» ありがとうございます!!更新があまりできませんが、これからもみてくださいね。(>人<;) (2016年5月5日 18時) (レス) id: e79bbaf555 (このIDを非表示/違反報告)
海斗丸(プロフ) - 泣けるくらい恋していますかのところで泣きました…!まだ全て読んではいませんが、更新楽しみに待っています(*‘ω‘ *) (2016年5月5日 18時) (レス) id: f7e4d58d38 (このIDを非表示/違反報告)
yui*(プロフ) - とっても面白いです!続き気になります!更新頑張ってください!応援してます!!! (2016年5月4日 13時) (レス) id: 0d2cead2d2 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。yu-no(プロフ) - むむむーんさん» はい!夢主さんのお陰ですね(*´-`)ありがとうございます!頑張ります (2016年3月12日 23時) (レス) id: 102a4340a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なぎ。yu-no | 作成日時:2015年12月18日 16時

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