*特別編*一瞬と思い A ページ36
不器用でも、真っ直ぐなその言葉は、深く心に響き渡る。
1人じゃない。それが、どれだけ青子を安心させたことか。
「……ありがとう、快斗。」
「お、おう……!」
______
あの時から、主人公になろうと、必死に頑張った。
何時からか、私は'主人公になれた'と勘違いてたみたい。全然だった。
自分ばっかりで、人の事など考えずに、唯一直線に進んでいく。
あの子は、
「一途ってことでしょ!素敵だよ!」
褒めてくれた。だから、大丈夫だって安心しちゃったのかな。
「ばっかみたい……」
あの日の事、未だに引きずってるやつって……。
くだらないにも程がありすぎるかな。
いつも素っ気ない人が、いきなり素直になっちゃって。
笑顔は素敵で、優しいところもあるし。
「そんなの、好きになるに決まってるでしょ……。」
反則すぎる。
でも、それでも笑うから。
また、油断しちゃうじゃん。
__ピーンポーン……
「あ、もうこんな時間!」
最近変な考えしか浮かばない。
でも、あの2人の前では笑っていなくちゃ……。
ドアが開く。
自分で開けたのに、押し出されているような感覚が、とても怖い。
でも____
「おはよう!」「はよ〜……ふぁあ…」
受け止めてくれる、日差しが居る。
詩人でも国語の才能がある訳でも無いけど、この2人の存在が、太陽だって事は、一番自分が知っている。
「ごめんね、時間忘れてたみたい!」
「早く行こ、遅刻する!」
「お前最近遅れすぎだぞ!
俺が毎朝起こしにいってあげよーか!」
「嫌よ気持ち悪い!
レディの部屋に入るのは厳禁!」
「おいおい、レディなんかどこに……」
「ここにいるでしょ!!!」
1人が笑う。
私も笑う。
______青子は、幸せだ。
*
どうも、なぎです!(*^^*)
今回は特別編でございます!
青子の心情を書いた形となりましたが、すこし重かったかな…?
読んでくれた方、ありがとうございます!
今回特別編を書けたのは、読者の皆様のお陰です。
いつの間にか110人代と言う、お気に入り登録者数!!
そして、作者お気に入り登録も増え……。
感激です、言葉では収まりきりません!
本当にありがとうございます。(*☻-☻*)
これからも、よろしくお願いします!!!
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なぎ。yu-no(プロフ) - 海斗丸さん» 泣けるだなんて…!勿体ない言葉です(つД`)ノありがとうございます!! (2016年5月5日 18時) (レス) id: e79bbaf555 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。yu-no(プロフ) - yui*さん» ありがとうございます!!更新があまりできませんが、これからもみてくださいね。(>人<;) (2016年5月5日 18時) (レス) id: e79bbaf555 (このIDを非表示/違反報告)
海斗丸(プロフ) - 泣けるくらい恋していますかのところで泣きました…!まだ全て読んではいませんが、更新楽しみに待っています(*‘ω‘ *) (2016年5月5日 18時) (レス) id: f7e4d58d38 (このIDを非表示/違反報告)
yui*(プロフ) - とっても面白いです!続き気になります!更新頑張ってください!応援してます!!! (2016年5月4日 13時) (レス) id: 0d2cead2d2 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。yu-no(プロフ) - むむむーんさん» はい!夢主さんのお陰ですね(*´-`)ありがとうございます!頑張ります (2016年3月12日 23時) (レス) id: 102a4340a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぎ。yu-no | 作成日時:2015年12月18日 16時