*. Summer Love *. (ページ15)

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佑「はーいお待たせ～……ってあれ？」

「……どうしたんですか(笑)」

佑「いや、あれっ、祐基は？風邪？……ってか祐基今日部活じゃ？！あれ？！？！」

「いや……今日は祐基と別で……」

佑「なんか、あったの」

さっきまでいつものように笑ってた佑亮先生が、急に真剣な表情をするから少しドキッとした。

……あれ、なんでドキッ？

私の心なんてお構い無しに、佑亮先生は話を続ける。

佑「喧嘩なんて滅多にないって、前言ってたよね？」

「うん、まあ久しぶり……かな」

佑「どうして？僕でよかったら、話聞かせて？」

「でも、勉強あるし」

佑「あのね？確かに勉強も大切だけど、僕はそれよりも友情とか、そういう物の方がよっぽど大事だと思うよ？」

「……うん」

佑「Aちゃんは僕の大切な生徒さんだから、悩んでたら放っておけないんだ。だから、聞かせてくれると嬉しいな！」

私は佑亮先生に弱いんだと思う。

先生の、子犬のような目で見られると断れないんだ。

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