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祐「ごめん、せっかく元気もらったのに、全国行けなくて」
「……」
佑亮先生とは別れて、私たちは帰ろうともせず、
昔よく遊んだ公園に来ていた。
祐「……ねえ、怒ってる？僕がダメだったから」
「…………ちがう、」
祐「じゃあ何でさっきから黙ってるの？」
「だって、」
本当は辛いはずなのに
今にも泣きそうなのに
「祐基、無理してる……」
どうしてそんなに、笑っていられるの？
祐「A……」
「辛いなら辛いって！悔しいなら、悔しいって！そう言えばいいじゃん！昔はそうだったじゃん！何でも言える仲だって。そう言ってたよね？！私の前なのに、なんで笑うの？！？！」
祐「……」
「悲しい顔、隠してたって分かるよ！何年一緒にいると思ってるの？！……ずっと前、祐基が私に言ってくれた言葉だよ？それなのに、なんで……っ」
気がついたら私は立ち上がって大声を出していた。
どこからくるのか分からない、涙をたくさん流しながら。
つい最近まで、祐基のことなら何でも知っているつもりだった。
だけど、違ったのかもしれない。
「…………祐基のこと、もう分からないよ」
祐基の進路も、祐基の思いも。考えも。気持ちも。
今は何一つ、分からない。
．
更新遅くなってしまい、すいません！
よければ感想などお聞きしたいです(^^)
占ツク用Twitterアカウントは作っていませんが、もしよければこのお話の宣伝ついでに感想をバンバン呟いてくれたりもしてくれると有難かったりします(小声)
是非 ！ お願いします ！
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作者名：くまねこ。 | 作成日時：2016年8月8日 22時
