*. Summer Love *. (ページ12)

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佑「祐基、緊張してた？」

「少しね？でも祐基なら大丈夫です。
昔から、祐基は強いから」

佑「祐基は、心強いね」

「え？」

佑「祐基が大丈夫なのは、祐基が強いってだけじゃないんじゃないかな。Aちゃんがいるから、祐基もあのステージで踊れてるんだと思うよ」

「……そうなの、かな」

佑「先生が言うんだからそうなの！ほら、祐基の出番、次でしょ！」

「っぁあ、はい！」

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祐「っあーあ。もうちょっとだったのにな～」

佑「祐基、すごく上手だったから！来年こそいけるよ、全国！」

今回の大会の出場校は、どこもなかなかの上手さで、かなり激戦だった。

祐基たちは3位。

1位･2位までしか全国への切符を掴めないため、惜しくも全国行きは逃してしまった。

祐「まあ、残念だったけどさ！課題も見つかったし、何よりAと先生が見に来てくれたことが嬉しかったからいっかな～」

佑「ねえええ！！！いい事いうねえええ！！」

祐「でっしょ～？」

私は子供のようにはしゃぐ2人の姿を、

数歩後ろから黙ってみていた。

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