*. Summer Love *. (ページ2)

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『これは何なの』

「それはわたしも思います」

『どうしたらこんな点数とってくるの！来年は大学受験するんでしょう？』

「……うん、まあ」

『いったい今まで何を勉強してきたんだか……何か手を考えなきゃダメね』

「いやっ、それはちょっと」

『うるさい！大体こんな点数取ってきたAが悪いんでしょう！』

「そうだけど、でも……」

『言い訳は聞きたくない、だいたいね……』

ピーンポーン

案の定お説教中というこの状況でインターホンが鳴るのは奇跡でしかない。

宅急便のお兄さんか、新聞の集金か、宗教の勧誘か、何か知らないけどありがとうございます

……と思ったのも束の間

『あら、ゆーきちゃん！どうしたのこんな時間に！』

え、

祐「おばさん久しぶり～！あがっていい？」

え、

『いいわよ～Aなら今、リビングで項垂れてるから』

祐「A～元気？！」

「なんで来たの……」

祐「母さんが親戚からスイカ2つ貰ったから、1つおすそ分けしに来た！おばさん、これどーぞ」

『あら、ありがとう！今切ってあげるから祐基ちゃんもそこ座ってなさい』

母の機嫌を取り戻した彼は、村田祐基。

私の隣の家に住んでいる幼馴染み。

小中高同じ学校に通ってて、今はダンス部に所属してる。

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