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拳side
執務室で仕事をしてたら突然会議室から伊沢の声が。
しかも紙袋を持ってきて欲しいって。
確かこうちゃんと一緒に行ったよね？もしかして…
そう思って近くにたまたま置いてあった紙袋を持って会議室へ。
拳「伊沢、どうしたの…？ってこうちゃん！」
拓司「すいません、紙袋って。」
拳「持ってきたよ。とりあえずこうちゃんを落ち着かせようか。」
拓司「はい。こうちゃん、口に当てるよ〜。ゆ〜っくり深呼吸してご覧。」
伊沢がこうちゃんの口元に紙袋を当てたから俺は呼吸がしやすくなるように背中を摩る。
数分くらいしてやっと落ち着いた呼吸。
何があったのか話を聞かないと。
拳「こうちゃん、どうしたの？」
拓司「悩み事があるって言うので話を聞いてたんです。そしたらそこから呼吸が荒れてきて過呼吸を起こしてました。」
拳「そういう事ね。こうちゃん、過呼吸になる位悩んでたの？」
航平「はい…。」
こうちゃんはゆっくりだけど話してくれた。
途中また過呼吸になりかけて2人で落ち着かせながらも話を聞いた。
少しこうちゃんには休む事も必要かな。
拳「こうちゃん、少し何も考えずに過ごしてみない？」
航平「へっ…？」
拳「仕事、少し休みな？ね、伊沢。」
拓司「そうだね。少しリフレッシュするのも大事だよ。」
航平「でも…。」
拓司「大丈夫。記事もまだストックあるし。」
拳「少しリフレッシュしたら仕事も捗ると思うよ。」
航平「はい…。」
拓司「明日から1週間休んでみる？そうだ、皆テレビの仕事以外は休みにしよう！オフィスでの仕事禁止。」
拳「いいね！」
伊沢、こうちゃんが気を遣わなくてもいい様に考えたんだな。
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