東大王×QuizKnock～３～ (ページ28)

今日:30 hit、昨日:19 hit、合計:12,171 hit

24-2 ページ28

拓司side

買い出しも終わりこうちゃんとオフィスに帰ってきたんだけど中々話そうとしてくれない。

でも忙してもこうちゃんはもっと話してくれなくなるだろうから気長に待つ。

航平「伊沢さん…。」

拓司「ん？話せる？」

航平「はい…。だけど皆がいる前では…。」

拓司「会議室使おうか。福良さん、会議室借りていいですか？」

拳「いいよ～。」

拓司「ありがとうございます。こうちゃん、行こうか。」

航平「はい…。」

皆の前で話したくない気持ちも分かるし俺と2人きりになれる場所となったら会議室かなと思って。

2人で会議室に入って椅子に座った。

航平「あの…」

そこからこうちゃんはゆっくりだけど話してくれた。

そんなに悩んでたんだと思うともっと話を聞いてあげたら良かった。

拓司「そっか。今まで気付いてあげられなくてごめんね。でもね、こうちゃん、1人で抱え込まないで？」

航平「へっ…。」

拓司「俺だって上手くいかない時もあるよ？そんな時に須貝さんだったり福良さんに話したりしてるよ。誰にでもいいから話してみたら案外楽になるよ。」

航平「でも…皆さんに話して迷惑になるんじゃないかと思ってしまって…。」

そこまで話すとこうちゃんの呼吸がおかしくなった。

過呼吸だ！そう思って

拓司「すいません、誰か会議室に紙袋持ってきて下さい！」

そう叫んでいた。