検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:7,030 hit

学園天国(仗助) ページ11

ぷかぷかと紫煙が春空を汚していく様を見るのが好きだった。赤黒く彩られた唇から吐かれるそれから、新しい生命が産まれるような気がして、俺は何時も見入ってしまう。彼女が行えば何事も尊く感じた。自然と人を従えさせる目に、新たな扉が開く。彼女が気紛れにくれるキスは苦しい。辛いブレイバーが口内を満たし、器官に入り込む。吐きそうになって唇を離せば、舌に火種を押し付けられてそこを彼女の長い舌で蹂躙された。学校の屋上で、昼飯も他所に、クラスメイトに嬲られる。快感に屈服していくことがこんなにも気持ち良いなんて。彼女から可愛がられたい一心で、与えられるものは全て受け入れた。

「何でも修復できるスタンド。でも、その主人の傷は治せない何て…あなた、とっても素敵なものを持っているのね」

ただの好奇心、ただの興味本位。気の済むまで遊び倒して、飽きたら捨てる。彼女の仕組みは実に単純で、それでいて最も残酷だ。

「我慢した分だけ、与えてあげる。知りたいのよ。あなたのような類の男がどこまで従順になれるのか、底の底までね」

美しい、純然たる捕食者。

好奇心の奴隷(露伴)→←face to f/α�・ヨ(ディオ)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かめのこ | 作成日時:2019年3月9日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。