13話 ページ15
長居しすぎたのか、廊下の窓から見える外はもうすっかり紺青色に染まりきっている。
『こんな暗いのに、ごめんね。』
と申し訳なさそうに謝罪の言葉を述べると、イルマは少しあたふたしながらも私を肯定してくれた。
イル「いや、僕が質問したせいでこうなっただけなので・・・、!」
見つめた青色の瞳は綺麗に透き通っていて芯を持っているかのようにまっすぐとしている。
羨ましいばかりである。なんてったって悪魔にはこんな瞳を持っている
なぜなら悪魔は欲望に忠実なのだから。
こんな瞳を持っていると変な輩に目玉を・・・。
と、物騒なことを考えていると、そろそろ学校の外へ出るのではないか、というところまでやってきた。
あれ、ナニカいる。
『あそこの
といい、ぼんやりとしてナニカ分からないモノを指指す。
背の高いナニカの影が2つ伸びている。
イル「えーっと・・・、あ!おじいちゃんとオペラさんだ!」
オペラ・・・?おじいちゃん・・・?
ということは、片方はサリバン様だろうか。
しばらくし、学校の外に出る。
先程のイルマの声が聞こえていたらしく、2つの影はこちらに歩いてくる。
もしものために、警戒はしておかないと。
少し殺気を出しながら私とイルマも影の方へと行く。
教師と生徒なのだから。
不審者であれば命懸けで守るつもりだ。
顔がわかる程度まで近づく。
顔はサリバン様で間違いないようだが、中身はどうだろう。
変装している可能性も大いにあるしな。
『確認のためですが・・・、貴方はサリバン様で合っていますか?』
と問うと、私は少し横の方にいる赤髪の・・・オペラさんの方に目をやった。
どこか見たことあるようだが、とても思い出すことができない。
必死に思い出そうと頭を捻っていると、サリバン様らしき人物が声を出した。
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岡P(プロフ) - お話とても面白かったです。この先どうなるのか楽しみです。更新楽しみにしています。 (2022年11月24日 2時) (レス) @page18 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
きょちゃちゃ - 作者さん!僕は作者さんが帰ってくるのをまってます!きっと、ほかの人も待っててくれてると思います!なので、続きを楽しみに待ってます!頑張ってください! (2022年11月21日 8時) (レス) @page18 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)
あると。 - 待ってます! (2022年10月29日 14時) (レス) @page18 id: 13f95ce4a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しう | 作成日時:2022年8月13日 7時