１２＿ヒッポグリフ ページ12
＿＿＿＿
「どんな野蛮な授業を見せてくれるんだろうな」
ははは！とAの目の前で笑うのはスリザリンのドラコ、クラッブ、ゴイルだ
Aは鬱陶しそうに3人を睨んでいる
彼女が適当にあしらいながら進むとハグリッドが小屋の外で生徒たちを待っているのが見えた
厚手木綿のオーバーを着込み、足元にボアハウンド犬のファングを従え、早くはじめたくてうずうずしている様子で立っている
「今日は皆んなにいいもんがあるぞ！すごい授業だぞ！皆んな来たか？よーし ついて来いや！」
ハグリッドの言葉についていくと
放牧馬のような場所についた
ハグリッドに言われた通りみんなさくの周りに集まる
教科書を開け、と言われたがあの暴れものの教科書を誰も開くことは出来ていない
「どうやって開けばいいんですか？」
その言葉にハグリッドは皆を見渡し
「だ、誰も教科書を開いてないのか？」
とガッカリしたような、悲しそうな顔をした
「撫でればいいのよ」
これ以上悲しませまいとAが大人しくなった教科書を見せた
ハグリッドは1人でも教科書を開いていたということに嬉しそうだった
「撫でれば良かったのね！そんなこと気づくはずがないわ！」
「俺は、こいつらが愉快なやつらだと思ったんだが」
自信なさそうにハグリッドは眉を下げながらハーマイオニーに言った
「ああ、恐ろしく愉快ですよ！」
「僕たちの手を噛み切ろうとする本を持たせるなんて、まったくユーモアたっぷりだ！」
「確かに本当に教科書なんかに噛みちぎられたら面白いわよね！試しみたらどうかしら？」
クスッと笑ったあとAはドラコを見る
ドラコは一瞬変な顔をした後直ぐに顔を逸らした
ハグリッドはいくらか説明した後大股で森へと入っていった
「全くこの学校はどうなってるんだ？あのウドの大木が教えるなんて、父上が知ったら＿＿｣
「また父上？」
「黙れよマルフォイ」
2人は同時に口を開いた
「おいポッター気をつけろよ
ハリーが今までに見た事のない顔でドラコの方に向かおうとした時
ラベンダーが放牧馬の方を指さして叫んだ
Aは指をさされたほうをみると目を見開いた
「……ヒッポ…グリフ…」
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年3月15日 1時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
りあむ(プロフ) - めちゃくちゃ続き見たいです！応援してます！ (2021年12月26日 15時) (レス) @page17 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐみ | 作成日時：2021年8月29日 21時
