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＿＿＿＿
何かが崩れる音
とてつもない大きな音にAは目を覚ます
起きて早々彼女の目に入ったのはハリーと…見たことも無い蛇のような気味の悪い怪物
「ハリー！？」
「A！よかった、君に言いたいことがあるんだ！！聞いてくれる！？」
「え、ええ！もちろんよ！いくらでも聞くわ！！だから死なないでハリー！！！」
突然叫んだAをトム･リドルが漸く気づく
まさか、もう目を覚ましたのか？信じられない
と呟いた
ハリーは死ぬ気で剣を振り回す
Aは少しでも自分に何か出来ることはないかと杖を探したが、杖がない
トム･リドルが持ってる杖は彼女の物だった
「私の杖…返しなさい」
「この杖を渡したら君はあいつに手を貸すだろう」
「そう、当たり前じゃない」
力づくで杖を奪い返そうとしたが
華奢な彼女ではどうしようも出来なかった
「確かに君が手助けしなきゃ彼、死ぬだろうね」
勇敢で…素晴らしいリニーア
君が助けないとダメかもね
「…ハリーは…ハリーは負けないわ！！彼はあの化け物をすぐに倒してくれる！！」
「彼をそんなに信用してるのか？」
「…それが悪い？貴方になんの関係があるというの！？」
「僕を裏切るのか？いや、そんなことは許されない。君は誓ったはずだ、あの時確かに＿＿！！！」
なんの事だかさっぱりなAはただ首を傾げる
誓った、裏切り
彼と、彼女の関係は一体＿＿＿
「ハリー！ハリー！！」
ぐったりと横たわるハリーの姿
バジリスクの毒がハリーの体を早く巡回しているのだった
「彼はもう助からない」
「うそ、うそ…ハリーお願い。私に話したいことがあるんでしょう？ねぇ」
ハリーはただ眠い、眠ってしまいたい
バジリスクの毒が刺さった傷にフォークスが涙を流した
驚いたことにみるみる傷口が癒えていく
ハリーが毒で死ぬ、ということは回避出来たのだ
だが問題のトム･リドルはボロボロで瀕死のハリーとは正反対にピンピンしている
「忌々しい鳥が…」
トム･リドルが杖を振り上げた
同時にフォークスがポトリとなにかを落とす
そして、何も考えず、ためらいもせず、まるではじめからそうするつもりだったかのように
ハリーは傍に落ちていたバジリスクの牙を掴み、日記帳の真芯にズブリと突き立てた
耳をつんざくような悲鳴があがった
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ぐみ(プロフ) - にみさん» フレジョですね！了解です！口調があまり捉えれてないので解釈違いを起こしてしまったらすみません*_ _) (2021年8月24日 6時) (
レス) id: 697a44c4b4 (このIDを非表示/違反報告)
にみ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！フレジョ出して欲しいです…！ (2021年8月24日 4時) (レス) id: 9acd5a2632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐみ | 作成日時：2021年8月23日 17時
