第三十三話 消えた美女 (エースside) ページ37
酷い爆発音とともに、モーディック号の船横が破壊された事件より早4日がたっていた。
ダンダンと低い勢いのある足踏みが甲板を打っていた。
同じ距離をウロウロと行き来するのはこのモーディック号の2番隊隊長であった。
エース「サッチはまだ目が覚めねぇのかっ!?」
サッチは4番隊隊長....。決して弱くはない。
マルコ「落ち着けよい。問題は、どっちが爆破して、どっちが敵か...。だな。」
未だ意識がないサッチは一人爆破した部屋の壁際に倒れ込んでいた所を16番隊隊長イゾウが発見した。
その際、メンバーの確認を行った所2人の行方不明が確認されたのだ。
そのひとりは
エース「おいっ!!Aの訳ねぇだろうが!!!」
マルコ「気持ちは分かるよい、だが、ティーチはサッチと親友...。聞けば、サッチとティーチについて行ったのはAの方から...。疑いがあるのは仕方がないよい。」
エース「あれはっ!!」
白ひげ「落ち着けバカ息子共。マルコも動揺すんな。他の息子たちも伝染していやがる。」
ドォンと音を立てて矛のような武器を甲板に叩きつけた。
全員の視線が彷徨う、誰もが家族。それは全員が信念としてこの船の根本にある。
マルコ自身もAを疑いたくはない。だが、
マルコ「話によれば、悪魔の実が消えているんだよい。どちらが食べたのか...。サッチなのか..?」
すぐに否定したのはイゾウだった。
イゾウは16番隊隊長、ワノ国の出身でかつての2番隊隊長光月おでんとともに乗船し、残った男であった。
その顔は女性にも見受けられる顔立ちで、胸元を見ればようやく男だと分かる。黒髪黒い瞳、髷をしている。
イゾウ「それは無さそうだ。爆破の影響で飛び散った少量の海水を浴びてもサッチは動いたらしい。」
マルコ「どうして分かるんだよい?」
イゾウ「移動したあとが濡れて分かる。他人ではなく、自分で安全な壁際に移動したらしい。つまり力が抜ける悪魔の実独特の特性が見られない。」
腹を深く切られているサッチが悪魔の実を食べていれば、海水がたとえ少量でも力が抜け、海へ落ちていたであろう。
全員がイゾウが言いたいことを理解した。それは...
エース「じゃあ、Aかティーチのどっちかってことかよ。」
イゾウ「そういう事になるだろうな。」
淡々と言うイゾウにエースが掴みかかる...。
その時だった
ドタドタドタと酷い勢いで降りてくるナースが1人、
ロナ「サッチが!サッチが目を覚ましました！」
と、大声で叫んだのだ。
第三十四話 明かされる真実 (エースside) 【イラスト付き】→←第三十二話 砂漠の国アラバスタ2
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やの - え、は、話も面白くてえ、え、絵もう、上手いだと…!? (2022年8月11日 21時) (
レス) @page17 id: 089d078fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!応援の言葉、励みになります！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年9月24日 15時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - とても読みやすく、文章表現が私好みです！たまに出てくるイラストなどもとても上手ですね！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - 宝石星さん» ありがとうございます!参加させていただきました！よろしくお願いします！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
宝石星(プロフ) - 参加ありがとうございます！一つ一つの描写がとても丁寧で、すごく読みやすいです！更新、頑張ってください！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミアプラ | 作成日時：2020年7月9日 15時
