第三十二話 砂漠の国アラバスタ2 ページ36
クロコダイルとロビンはしばらく黙って見つめてきた。
目というのは、口ほどにものを言う。と言われる程見つめればその言葉の本質を見抜くことが出来る。
クロコダイル「そうか、それを信じた上で聞くぞ。ビビ王女への伝言はなんだ?」
信じた。と言っているクロコダイルは、その言葉とは裏腹に信用の欠片を見せつけない声音で言い放つ。
A(やばい....っ!!!信用の取り方間違えた...!?)
私が戸惑ってしまえば怪しがられる。
A(何としてでも、ここを切り抜けないとっ)
クロコダイルはバロックワークスという犯罪秘密結社の社長であり、王下七武海の1人である。
そんな彼は、この船の行先アラバスタ王国の憲兵のように働いており、海軍がその働きから海兵を1人も配置しないほど信頼を受けている。(確か賊などを消しているのだとか)
そのせいか、懸賞金(危険度)は低く、国民の信頼も少なからずある男だ。
A(本当の彼を知れば懸賞金はバカにならないほど上がるはず....)
そんなクロコダイルはスナスナの実の能力者。触ったもの全てを砂に変えることが出来るのと同時に、砂を操ったり、自分を砂に変化することも可能だ。1番恐ろしいのは人を干からびさせる事だ。
この砂漠で彼は王者だろう。この彼を今敵には回せない。
返答しようとしたその時だった。
ロビン「まぁ、いいんじゃないかしら。私も見張るわ。」
ロビンがそう言ったのだ。信用は無くなった訳ではなさそうだが、これはギリギリでは無いだろうか？
A「見張られるのは構いません。ですが、あなた方に伝えて良さそうな伝言では無いと思うのです。」
クロコダイル「ほぅ?どうしてだ?」
ここは、疑われたのなら、疑い返す。簡単に信じる女を演じれない状況なら、それを逆手に取るのよっ!!
ということで、何も無いけど、
A「あなた方は私をずっと疑っておられます。七武海とは言え、あなたも海賊。伝言はまだ言えません。」
クロコダイル「....。」
ずっと静かに見ていたクロコダイルが突然組んでいた腕を外した。フッと不敵に笑った途端、船の奥へ歩いて行くクロコダイル
ロビン「サーはどうやらあなたを乗せるらしいわ。部屋は少ないの、私と一緒でいいかしら。」
見張りのために一緒にいてくれるのだろうが、今の私にはそれを否定できない。
A「はい、よろしくお願いします。えっと....、なんとお呼びすれば？」
ロビン「あら?言ってなかったかしら?ニコ・ロビンよ。好きに呼んでちょうだい。」
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やの - え、は、話も面白くてえ、え、絵もう、上手いだと…!? (2022年8月11日 21時) (
レス) @page17 id: 089d078fc5 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!応援の言葉、励みになります！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年9月24日 15時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - とても読みやすく、文章表現が私好みです！たまに出てくるイラストなどもとても上手ですね！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月22日 0時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミアプラ(プロフ) - 宝石星さん» ありがとうございます!参加させていただきました！よろしくお願いします！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 60e4e41710 (このIDを非表示/違反報告)
宝石星(プロフ) - 参加ありがとうございます！一つ一つの描写がとても丁寧で、すごく読みやすいです！更新、頑張ってください！ (2020年7月14日 16時) (レス) id: 7bfcf4fe6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミアプラ | 作成日時：2020年7月9日 15時
